「今日も一丁やるか！？」
そう言って、
6時試合開始のDDTで、
お客さん開場の中、
5時55分まで極めっこスパー。
一ヶ月も経たないうちになかなか腕をあげたテツヤ。
彼は若手実力No.1になれるという素質を感じた。
彼は言う。
「今日腕十字の体制までいけたのが嬉しかったです。次は必ず矢野さんからタップを取ります！強くなります。」
この不条理な業界に現れた新たなホープ。
“強さ”を求める日々はきっと素晴らしい。
だからボクは言う。
「オレの背中だけみておけ。」
スパー終了時に自然と沸き起こる観衆の拍手。
それがすべてを物語る。
控え室でみてた“ボクの憧れの先輩”佐藤光留は、
「ああいった観客の前で痛みを知るのが本当のプロフェッショナルレスリングの練習になる。」とつぶやいた。
なるほど。
ほんのりいい汗かいて、
スパーでパンプアップされた身体をみて光留さんは「いいねぇ」と賛辞の言葉。
そして、
試合へ向かう。
今夜は、
トーナメントから外された面々でのアイアンマンマッチ。
chai maxからのカト・クン・リーからの浜辺でのカップル同士のキャッキャからの、
シェー！！！！！！！！！！！！！！
休憩中観客から「なんでトーナメント出ないんですか？」と聞かれる。
そんなもん“強さ”を求める闘いじゃないから…
文科系プロレス団体は、
ボクを使わずボクより弱いやつをトーナメントにエントリーさせる。
なにがキング・オブ・ＤＤＴだ？
昭和の新日では蔵前でも6時半試合開始の6時25分まで、
藤原さんを筆頭に、
高田さん、
船木さん、
山田さんなんかが極めっこやってたらしいからね。
マニアはそれを観にチケットを買って早めに会場入りしてたという。
藤原さんは当時前座レスラー。
でもボクと似ている所は常に『己』を貫き通す所。
藤原さんの機嫌が悪ければ相手をクチャクチャにしたあげく、
最後はスモールパッケージで負けてスタスタ控え室へ帰っていく。
それを習って、
5月13日大阪でボクがKUDOに負けたあと、
あろうことか、
控え室でレフリーの松井が何かガヤガヤ言ってきたよな？
言わせてもらえば、
じゃあ試合で納得いかないんなから控え室でKUDOがボクにセメントやってきてもよかったんじゃない？
それができないんでしょ？
所詮文科系は。
今日のボクの試合は仕事(ビジネス)に徹したよ、ちゃんとギャラももらったし。
それ以前にやらなきゃいけない事、
それは、
試合前にテツヤを強くしないとダメだから。
それが今日の優先的業務かな。
高木三四郎も藤原さんに弟子入りとか前口上で話題作りで言ってる以前に、
ボクらのスパーリングに混ざってこれば、
まぁ認めてやるょ。
前回の後楽園でボクが皮肉混じりに言った「藤原さんの弟子って事はボクの弟子ですね…」の後に、
高木三四郎は何て言ったか、、
「そうですね、矢野さん！」。
うわべだけじゃ弟子おろか付け人も務めれないよ。
荷物持ちからだよ。
DDTでハートがガッチリしてるのはテツヤだけだょ。
新潟でボクに泣かされた石井彗介と、
富山でボクに喰らわされたゴマすり番長なんか、
控え室のボクからあからさまに距離を置いてるし、。苦笑
そんでもって、
みんな控え室に閉じこもってしょーもない話ばっかりしてる。
これから闘うんだろ？
ボクは居心地でいったらこれほど悪いものはない。
だってこれから命と命のやりとりをするんじゃないの？
何ヘラヘラしながらペチャクチャしてるの？
その間テツヤは頑張ってるょ。
だからボクの居心地のいい場所はリングだけしかないんだ。
そもそも文科系ってなんですか？
図書委員とか生活指導とかかい？
テツヤ、
一緒に強いやつだけ生き残れる業界にしていこうよ。
明日(1日)は聖戦。
『ワラビー×DDT』
殺るか殺られるか？
潰すか潰されるか？
喰うか喰われるか？
チケットはワラビー受付はSOLD OUT！
お問い合わせはDDTか当日券で☆
ワラビー革命軍が、
過激な種族とともに立ち上がる！
今夜DDTで「明日いい試合しましょう！」と言われる。
笑わせんな。
いい試合したかったらずっとドラゲーと絡んでおけょ。
そしてプロレスが下手になる。
ドラゲーの典型だからな。
ドラゲーをみるとプロレスが下手になる。
サムライだけじゃなく報道班呼んでこいよ。
衝撃的映像を撮らせてやるょ。
チケット残りわずか！