毎年この時期に起こる “魔の午前3時!”
がまたやってきました。
現在インドネシアでは、年に1度のイスラムの宗教行事
“ ラマダン(プアサ) ”の断食月が始まっています。
プアサは1日のうちで、
日の出から日没の間に、食べものを食べたり
飲み物を飲んだり、またはタバコ喫煙など、
口には一切何も入れていけません!
(日の出前と、日の入り後はOK!)
一応ボクも奥さんと結婚した関係上、イスラム宗教徒と
なってはいるんですが、昼間お客様と同行中に、
飲食をしない訳にはいけません。
従って純イスラムの奥さんだけが毎年断食をおこなうんです。
それで奥さんは毎朝、日の出前の午前3時に起きて
日の入りまで持つように、たらふく朝のうちに
食いだめ!する為に自分の料理を作ります。
まだ外も暗い中、台所で自分の大好きな揚げ物や炒めものの
“油もの”を中心にたくさんの料理を作るんですが、
換気をせず、台所の窓やドアも閉めたままで、
大量の油を使った料理を作るので、油のニオイ!が
家中に広がり、リビングを通り越して寝室で寝ている
ボクのところまで届き、ボクは毎回その油の臭いで
起こされるんです!
午前3時に、油のニオイで起こされたことがありますか?
けっこうキツイ起こされ方の上、起きた時の気分は
最悪!
それで奥さんに なぜ換気をしないのか?
というと、
まだ暗いから、1人で台所に居ると、
オバケが入ってきたら怖いから!
と、大変ステキ な、殴ってやりたい
答えに、あきれて何もいうことが出来ません
そしてその後の奥さんは、たっぷり食べた後、
太陽が上がるまで、また寝直しする!
という生活を、現在毎日続けています。
おしまい