初のメジャー制覇 | パット上達ブログ

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パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントを79歳でA.S.達成した終活まっしぐらのGreenKeeperが発信します。

全米プロシニアで井戸木鴻樹が優勝しました(26日)。

日本人男子選手としては初めてのメジャー(*1)制覇です。

井戸木は「自分のゴルフを貫いた」と誇らしげに語ったそうですが、してやったりという気持ちがあったのではないでしょうか。

前日、同組のT・ワトソンに「ティーショットは40ydsくらい置いていかれる」と話し、飛距離ではパワーのある選手には勝てないが自分には自分のやり方があると最終日に臨んだと思われます。

で、最終日は6○(ノーーボギー)の65(パー71)と快進撃で逆転の勝利をモノにしました。

井戸木はティーショットの安定性が抜群で、日本ツアーで5回もFWキープ率1位という輝いた記録の保持者です。

小技で勝負すると言う戦術通りの結果です。
この日も≒10m(#3や#10)など長いパットをたくさん沈めたと報じられています。

井戸木の戦い方こそ、我々アマが学ぶべきプレースタイルだと思います。
飛距離はパワーのある選手に勝てないことは自明の理ですから、非力な選手が勝機を見出すのは正確性・小技(グリーン回りとグリーン上)と言うことも自明の理です。
井戸木は当たり前のことを以って、われわれに夢を与えてくれました。

さて、井戸木は「パットで開眼した」とも報じられています。(現役時代からの)ひっかくような癖」を克服したそうで、この試合では4日間で108パット。1日平均=27ですから、如何にパットが良かったか、ですね。→(*2)

井戸木の解説記事を紹介させて頂きました。
「5分で3パット撲滅練習」
「5分のパット練習」

井戸木がメジャー制覇に名を留めてくれて、日本人として嬉しいですね。

次はレギュラーツアーで日本人選手が頑張ってくれることを期待しています。
いや、松山英樹などの若手が全米プロで活躍してくれると信じています。


*1:米チャンピオンズツアー(米シニアツアー)がメジャーと定めているのは①全米プロシニア選手権②リージョンズ・トラディション③コンステレーション・シニア・プレーヤーズ選手権④全米シニアオープン選手権⑤全英シニアオープン選手権です。

*2:D・ストックトンは「掃くように転がせ」と指導しています。→「パットの上達17」