名刺を営業ツールに!思わず場がなごむ名刺。亀田製菓の事例 | 名刺ラボ|ぷちらぱん

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思わず笑みがこぼれて場がなごむ名刺で人気商品の更なる浸透を図る

『亀田のあられ』で有名な亀田製菓の名刺がすごい!
顔写真の代わりに、商品イラストに顔写真を合成したおちゃめでインパクトのある名刺を使っている。

▼亀田製菓の名刺
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仕掛けたのは、亀田製菓の日本橋支店。ここに勤務しているアシスタントマネージャーを中心に現場のアイデアで独自に作り出した。
この名刺はもちろん全社で統一されたデザインの名刺ではない。

この名刺を作成した意図が語られている。「我々にとっての財産である亀田の柿の種の価値を再認識し改めて拡販していくため」

社員自らその違いを肌で感じ 、あらためて商品に親しみと愛情を持つために、まずは毎日持ち歩く名刺をリニューアルすることにしたと言う 。

完成後、取引先に名刺を配ったところ、予想以上の反響だったようで「そうだよね、亀田さんはやっぱり亀田の柿の種だよね」などと好意的に捉えられたとのこと。

私自身、現場に立ち会ったわけではないが取引先とのコミュニケーションの雰囲気が和らいでいる雰囲気は容易に想像できる。さらに、この一連の流れの中でブランドの差別化も図れていると感じる。

亀田製菓の名刺がすごい3つの理由


自社の強みをビジュアル化し名刺に落とし込む。
現場発の柔軟な発想により売り上げ向上につなげている。
・名刺に相手が突っ込みやすいポイントを端的に取り入れている。(笑いの要素をいれている)


亀田製菓さんは従業員数も2000名弱の大きな企業であり、CI規定もおそらく細かく設定されていると思う。

そのような風土の中でも柔軟な発想を形に表せる企業風土に未来を感じました。

P.S.
名刺ケースにも拘ってました。
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このブログは、日経デザイン2010年5月号を参考にしました。