2018年あけましておめでとうございます。これが最初のブログです。

まだNuendo6を使っています。OSやプラグインのアップデートをあれこれと行っているうちに起動時に毎回エラー表示が出るようになってしまいました。キャンセルをクリックすれば問題なく動くので放置していましたが、100回以上キャンセルを繰り返した挙句にようやく対策。

OS: Windows10 Pro 64bit(Version1709)
DAW: Nuendo 6.0.7 Build2277


■エラー1つめ
"user privileges insufficient to start a low level driver"
というエラーが出ていました。参考ページの説明によると、"Windows環境でiLokドライバやインストールされているプラグインのバージョンが古い場合に報告が多いエラー"だそうです。iLokは最新なので関係なし。スプラッシュウィンドウの下部のロード表示を見ていると、Mic Mod EFX(Antares)でこのエラーが出ているみたい。使っていないのでアンインストールしたら出なくなった。

[参考ページ]
user privileges insufficient to start a low level driver というエラーが表示され使用することができません - Q&A Slate Digital
http://midmagazine.jugem.jp/?eid=83

■エラー2つめ
Wavesのプラグインをアップデートしてからですが、Nuendoを立ち上げるたびに"Select Waves 9.6PlugIns folder"のウィンドウが開き、どこを指定しても何度も聞き直してくるのでその対策。

[参考ページ]
wavesに関する覚書「Select Waves 9.6PlugIns folder」
http://blog.livedoor.jp/transamramair/archives/52416466.html

上記のページを参考に解決できましたが、実際にやってみると結構面倒、というかアンインストールと再インストールで1時間近くかかるので時間に余裕がある時しかできません。

(1)Waves CentralのINSTALLメニューからインストールされているプラグインを全てアンインストールする。

これでC:\Program Files (x86)\Waves\Plug-Ins V9\以下に入っていたプラグインのdllが消えました。が、C:\Program Files (x86)\Waves\フォルダといくつかのファイルは残っています。ReWireのフォルダに実行ファイルが残っていますがWavesのものなので、結局C:\Program Files (x86)\Waves\フォルダそのものを手動で消しました。

(2)Waves Centralをアンインストールする。
C:\Program Files (x86)\Waves Central\unins000.exe
と、
C:\Program Files (x86)\Waves Central\Utilities\unins000.exe
を実行します。
最後にC:\Program Files (x86)\Waves Central\フォルダ自体も手動で削除。

(3)他のVSTPluginフォルダに残っているWaveShellを消す。
C:\Program Files\VSTPlugins
C:\Program Files(x86)\VSTPluguins
C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins
C:\Program Files\Steinberg\Nuendo 6\VSTPlugins
など、VSTのプラグインパスが通っているフォルダを調べて、Waveshellが残っていたら手動で削除。WaveShell-VSTx-xxx.dllみたいなファイル名のやつです。きるぜむおーるです。

この段階でNuendoを確認のために起動するとプラグインフォルダを聞かれずに起動できた。

(4)Waves Centralを再インストール。
インストール後に起動するとユーザー名とログイン状態が維持されていました。アプリと別のフォルダに記憶されているっぽいな。

(5)プラグインを再インストール
Waves CentralのINSTALLメニューから、オンラインでプラグインを再インストールします。
うちはDiamond Native V9とVU Meter V9で、15分位かかったかな。

(6)確認
Nuendoを起動したら何のエラーも問い合わせも開かず起動しました。ほんの数秒の差だけど忙しい時はそれでもイラッとしてたのさ。しかし、Nuendoを起動後、何の操作もせずに終了すると異常終了(動作を停止しました表示)するのは治らないが、こちらはまったく実害が無い。

■その他
Windows10になってからバックグラウンド動作が増えましたがその設定していなかったので「スタートメニュー>設定>プライバシー>バックグラウンドアプリ」から色々とアプリのバックグラウンド動作を外しました。

実際にはWindows UpdateとChromeのバックグラウンド動作が重いのだが。Chromeは chrome://settings/ の詳細設定から"Google Chrome を閉じた際にバックグラウンド アプリの処理を続行する"をオフに出来ます。Windows Updateについては「設定>更新とセキュリティ」から、作業中は一時的に更新をオフにする設定などで対応しています。

私が使っているマウスの中で、ELECOMのEX-G(M-XGM10UBBK)という有線マウスに限り、使っている最中に動かなくなる現象が頻発していました。下記のサイトを参考にUSBのセレクティブサスペンドの設定を行った結果、この現象は改善されました。これ、もしかするとUSBバスパワーのAudio I/Fにも影響が出ていた可能性がありますね。音はFireWire経由で出しているので今まで気にしたことなかったんですが。

[参考ページ]
ELECOM FAQサイト
http://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?id=5731

参考ページを作っていただいた皆様、ありがとうございました!

(がんくま)
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冬コミ向け作品の準備が佳境です。
ムラサキノオトの参加スペースは 2017.12.29(1日目) 【東ウ-37b】です。

新作のドラマCDに関してはやはり完成がギリギリになってしまいそうです。→なんとか完成しました!会場で是非!!
MUR-012 ポスターA
https://ameblo.jp/purplesounds/entry-12335155034.html
旧作も多少持っていくつもりです。

オリジナルTシャツ第一弾「低賃金Tシャツ」は完成品が届きました。
低賃金Tシャツ完成
https://ameblo.jp/purplesounds/entry-12337509419.html
大変良い感じに出来上がっております!
お楽しみに!!

(がんくま)
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TOA RH-200 Remote Head Amplifier(2)

テーマ:
■RH-200 vs AMEK9098DMA
RH-200の性能はどんなものか?測定器が無いため簡易的ではありますが、業界鉄板マイクプリの一つ、AMEK 9098DMAと比較してみました(ビンテージ機種のため、9098側の性能にもばらつきがあると思いますが)。比較に使用した機材はProTools HD192+Lucid 88192で、ProToolsのSignal Generatorの出力を88192経由で各マイクプリに入出力しています。
RH200 AMEK9098vsRH200
残留雑音の比較です。RH-200のゲイン表示は7セグLED2桁で0~72の間です。0VU=-20dBFS付近で、この数値は1dBステップになっていますので、インピーダンスにもよりますが、通常使う域においてはほぼdB表示と見て良さそうです。AMEK 9098も2つのゲインツマミで66dB+6dBつまり+72dBまで上げられます。両者に同じレベルの基準信号を入れてゲインアップの最大値+72dBにすると、ほとんど同レベルに増幅しますので、微調整して両者の増幅度を揃えました。1kHzの正弦波の信号でメーター読み76.7dB増幅です。この最大増幅度の状態で入力を抜き、機器内部のホワイトノイズを録音しました。

録音したノイズをレベルメーターで比較します。もちろんLucid 88192のノイズも加わっていますが、条件は同じなので9098とRH200の比較にはなるでしょう。マイクプリの入力は信号線をGNDに落としたSHORTと、開放したOPENの2種類を測定しましたので、下記の波形は左から9098のSHORT/OPENと、RH-200のSHORT/OPENの4種類になります。
RH200 ノイズレベル比較

結果は、

AMEK 9098DMA SHORT時 -68.5dB OPEN時 -56.1dB
TOA RH-200 SHORT時 -69.2dB OPEN時 -48.6dB

となりました(音響特性フィルターによる修正をかけても測定値は変わらず)。9098はビンテージ機器の中ではかなり静かな部類に入るので、RH-200もS/Nに関しては十分優秀と言えるでしょう。ただし、入力端子に何も繋がず開放にしたままでフェーダーを上げているとノイズが大きいようです。

SHORT時の残留雑音の周波数も比較してみました。そのままだとノイズが微小で画面に出ないのでクリップゲインで+36dB上げています。

AMEK 9098DMA 音響特性フィルター無し
AMEK9098 雑音 フィルター無し

AMEK 9098DMA 音響特性フィルターC
AMEK9098 雑音 フィルターC

AMEK 9098DMA 音響特性フィルターA
AMEK9098 雑音 フィルターA

TOA RH-200 音響特性フィルター無し
RH200 雑音 フィルター無し

TOA RH-200 音響特性フィルターC
RH200 雑音 フィルターC

TOA RH-200 音響特性フィルターA
RH200 雑音 フィルターA

AMEK9098のほうには50Hz起因のハムが乗っています。微小なので実際の録音では気にならないのですが、電源の電解コンデンサが経年劣化してリップルを取り切れていない可能性があるかも・・・。

以下は基準信号のホワイトノイズで比較したRH-200のHPFスイッチの特性です。80Hz以下が落ちますがさほど急峻なカーブではありません。

TOA RH-200 HPF OFF
RH200 HPF OFF

TOA RH-200 HPF ON
RH200 HPF ON

なお、ここに記載の測定結果は全てRH-200のアナログ出力を使った場合です。

さて、S/Nについては良いことが分かりましたが肝心の出音はどうでしょうか。両者にU87aiとAT4050をつないで録音してみましたが、やはり9098のほうがメリハリと輪郭があって聞きやすい音です。RH-200は若干おとなしい感じ、悪く言えばもやっとした感じになります。男声だと違いがさほど目立ちませんが、女声だともやり具合がわかりやすいので、もしその場で両者を聴き比べたならば、大抵の人はAMEK9098の音を選ぶと思います。

メーカーの性格からして、本機の想定用途が放送設備用なのか、プロダクション用なのかが私にはイマイチ判然としませんが、もちろん普通に高品位なマイクプリとして使えます。中古で入手した値段を考えれば十分すぎるほどお買い得な音質です。更にいじろうと思えば、合計で10個使われているOPA2134PAが全てソケット挿しなので交換が可能ですし(追記:製造時期によりNJM5532が使われている場合があります。この場合はソケット挿しではなくフラットパッケージの表面実装なので交換は難易度高いです)、各段のカップリングが日ケミの無極性電解コンデンサ(KME)なので、この辺交換していくと出音も変化するものと思いますが、そこまでやるかどうか。

また、前に書いたように本機は出力をトランスではなくラインドライバでバランス出力化していますが、その先で新電元工業製のアイソレーションフィルタを通しています。おそらく業務用機器として出力ショートや逆電圧付加などの異常発生に対して手堅い設計になっているのだと思いますが、音質的にはどうなのか。CN602から直接出力を引き出すハーネスを作ると音質比較ができると思いますが・・・。

録音用マイクプリとしては、前述のゲイン可変時のプチノイズとチャンネルセレクトがあるので、ゲインの調整が瞬時に細かくできない点が気になります。この点連続可変できるアナログATTは良いですね。AES/EBU出力が付いているので、A/Dコンバーターとして使えること、4chあるので、ドラマCDのセリフ収録時に1-2chをHAに使ってアナログコンプに入力し、その出力を3-4chでA/D変換してオーディオインターフェースに送る、といった使い方ができそうなのが個人的に面白いです。

■デジタル出力
最後に、本機のワードクロック(WC)入力に信号を入れ、どこまでロックするか調べます。入力無しの場合は内蔵OSC(INT)でLOCKしていますが、これはどうも48kHzのようです。WCを入力すると外部入力(EXT)に切り替わりLOCKします。外部入力が無くなると自動的にINTに切り替わります。アナログ出力はA/Dとは別系統で出力しているので、WCが途切れたり切り替わったりしても音声は途切れません。

44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz

以上4つのfsで試してみましたが、44.1kHz/48kHzについてはEXTでLOCKしますが、残念なことに88.2kHz/96kHzについては無視されてINTでLOCKします。AKM5393VSとCS8404Aはどちらも96kHzまで対応しているICなので、いけるかな、と思っていたのですが。簡単な改造でなんとかならないものか。

(がんくま)
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