いつも心に太陽を / ルル | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

いつも心に太陽を / ルル

TO SIR WITH LOVE / LULU


LULU



本日紹介する名曲は、1967年のルルの「いつも心に太陽を」です。


この曲は、シドニー・ポワチエ主演の同名映画の主題歌でもあります。


いつも心に太陽を



映画「いつも心に太陽を」は、シドニー・ポワチエ演じる教師が落ちこぼれの問題児たちを更正させていく、というストーリーなのですが、ルルの歌うこの曲は単なる主題歌というだけでなく、更正した生徒たちが卒業の時に先生へのプレゼントとしてこの曲を歌うというシーンに登場し、歌詞の内容もそれに沿ったものになっています。


原題である「TO SIR WITH LOVE」は直訳すれば「先生へ愛をこめて」という感じでしょうか。



ルルというとこの曲と風邪薬くらいしか知らないのですが(笑)、不良生徒が改心し大切なことを教えてくれた先生に感謝するということと、学校を卒業し少女から大人へ変わっていくという心の動きをこの曲は見事に表現していると思います。



メロディと歌詞そして映画の内容、それらが見事にマッチしている素晴らしいナンバーです。





Those schoolgirl days of telling tales and biting nails are gone
(おしゃべりをしたり爪を噛んだりしていた学生の日々は去ってしまった)
But in my mind I know they will still live on and on
(でも心の中でそれらの思い出はずっと生きている)
But how do you thank someone who has taken you from crayons to perfume?
(手に持っているクレヨンを
香水に変えてくれた人たちにはどう感謝すればいいだろう?)
It isn't easy but I'll try
(簡単なことではないけれどやってみようと思う)

If you wanted the sky I would write across the sky in letters
(もしあなたが空を望むなら 私は空に手紙を書くでしょう)
That would soar a thousand feet high
(1000フィートもの高さで)
To Sir with Love
(愛をこめて、先生へ)

The time has come for closing books and long last looks must end
(教科書を閉じ 顔なじみの人たちとも別れる時が来てしまった)
And as I leave I know that I am leaving my best friend

(卒業したら親友とも離れ離れになってしまうのはわかってる)

A friend who taught me right from wrong and weak from strong
(悪から善を 強さから弱さを教えてくれた友達)

That's a lot to learn

(学んだことは本当にたくさんあった)

What, what can I give you in return?
(そのお返しとして 私は何が出来るだろう?)


If you wanted the moon I would try to make a start

(もしあなたが月を望むなら 私はやってみようとするでしょう)

But I would rather you let me give my heart

(でもあなたには私の心を受け取ってほしい)

To Sir with Love
(愛をこめて、先生へ)







ちなみに映画の宣伝文句は、


言葉と愛と生きるすべてを、先生が何も知らないぼく達に教えてくれたんだ! 

きょう、この日 青空いっぱいに書こう心からの言葉…


です。






多感な時期に出会った人たちというのは自身の人格形成や生き様などに大きな影響を与えると思います。

それが先生であれクラスメイトであれ、そして必ずしもいい人たちばかりではないけれども、この歌の中に


悪から善を 強さから弱さを教えてくれた友達
学んだことは本当にたくさんあった


とあるようにいろんな出会いや経験を経て人は成長していくのです。



いい先生に出会えたのならそれはそれで素晴らしいことだと思いますが、悪い先生ばかりだったとしても生徒はそこから何かを学ぶことでしょう。


文字通り反面教師ですな(・∀・)