四月になれば彼女は / サイモン&ガーファンクル
APRIL COME SHE WILL / SIMON AND GARFUNKEL
本日紹介する名曲は、1966年のサイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」です。
この曲は同年リリースのアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」に収録されています。
四月ときいてオレが真っ先に思い浮かぶ歌が、この「四月になれば彼女は」です。
ポール・サイモンのフォーク・ギターをバックにアート・ガーファンクルが静かに歌います。
四月に出会った彼女が八月に死んでしまうという、儚くも美しい佳曲です。
メロディや歌詞もさることながら、
April と Will
May と Stay
June と Tune
July と Fly
August と Must
September と Remember
という韻の踏み方も見事です。
2分にも満たない小品ですが、叙情豊かな素晴らしいナンバーです。
April come she will
When streams are ripe and swelled with rain
May she will stay
Resting in my arms again
June she'll change her tune
In restless walks she'll prowl the night
July she will fly
And give no warning to her flight
August die she must
The autum winds blow chilly and cold
September I remember
A love once new has now grown old
四月になれば彼女はきっと来るだろう
雨で小川の水かさが増す頃には
五月になれば彼女はここに落ち着くだろう
僕の腕の中で再び眠りながら
六月になれば彼女は気分を変え
落ち着かない素振りで夜をさまようだろう
七月になれば彼女は飛んでいってしまう
行ってしまうなんて一言も告げず
八月になれば彼女はきっと死んでしまう
秋の風が寒々と冷たく吹いて
九月になれば僕はきっと思い出す
かつては新しかった恋も古びてしまったことを