病室の窓の雀たちが、早く起きろと騒いでいる。
野生の雀は、人には馴れないはずなのに、
食べ物の力は恐ろしい・・・。
看護師長からは、衛生上問題があるので止めるようにと、
注意を受けるのだが、雀たちの姿を見ると止められない。
このところの気温の変化で、
まるでジェットコースターに乗っているように体調が変わりる。
特に、骨に転移している部分が酷く痛む。
いつまでこの苦痛が続くのか、
神様が与えた試練とはいえ、きつく感じる。
神様は、「乗り越えられない試練は与えない」というから、
これを信じて、今日も一日を過ごそう。
窓の外の風景は、少しずつ、でも確実に変わっていく。
その風景を眺められることを感謝しよう。
今日もこの一文を記せたことに感謝しよう。
そして、顔も声も名前も知らずに、
私を気にかけてくださっている人々に感謝しよう。
その人たちと自分のために祈ろう。
明日はきっと良い日であると信じて
自分を励ましながら、今日も過ごそう。