トヨタ・プリウスα カーオーディオの音質アップ | サウンドピュアディオ井川のブログ

トヨタ・プリウスα カーオーディオの音質アップ

今日は火曜日で定休日です。


でも今週は井川ブログは休まず書き込みます。



さて本日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からトヨタのプリウスアルファです。


トヨタ純正のマルチAVステーションというナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシック

パッケージとベーシック防振の施工を致しました。


プリウスアルファのドアスピーカーは縦に楕円の表面積の大きなタイプで、安いウーファーの音域まで

カバーしています。


22センチとか23センチとか言われているので実際に寸法を測ると、外寸は23センチありますが、

実質的に駆動している部分は20センチでした。

それでも十分な低音が出ていますが、ただせっかく出ている低音が外板側に防振材が貼ってないため

に外に音が漏れて、エネルギーが無駄になっています。


そこで外板裏の響きが多いポイントを探って防振メタルと防振マットを貼るベーシック防振の施工で

音質アップと体感音圧をアップさせます。

ベーシック防振は中の音を外に漏れ難くする他に、外からのロードノイズが中に入り難くなるので車の

グレードが上がった様になります。


まずはドアを開け閉めした時に、「これは違う!」と感じられるそうです。





防振作業の次はインパネを外してナビオーディオの裏から音信号を取り出します。


取り出した信号はグローブボックス下のピュアコンに送られてドアスピーカーとダッシュ上のスピーカー

に分配して送られます。


ダッシュ上にはトヨタ純正の中高音兼用のスピーカーがありますが、実は30系プリウスとプリウスαは

同じ物を使っていますが、年式によって見た目はほぼ同じでも特性が違う3種類があります。

ベーシックパッケージのメインボックスは共通ですが、この3種類の微妙な特性の違いに合わせて

パーツを交換して、それぞれのユニットで最も生の音に近くなる値を入れています。



また他のトヨタ車も同じ骨格のスピーカーを使っていますが、車種によって周波数レンジが違い、

一番広い」ものと一番狭いものでは倍半分のレンジ幅になっています。


これらも形状や音の響きに合わせて全て専用のパッケージを開発しています。


ここが同じパッシブネットワークを使って取り付けマウントだけ合わせた大手メーカー製のトレードイン

スピーカーとの大きな違いです。




純正の中高音スピーカーは中音用として使用して、高音域はJBL製の外ドームタイプのツイーターに

任せます。

ピュアコンで音域分けされて3WAYのベーシックパッケージが完成しました。



最後にナビオーディオのイコライザー調整ですが、最初に動かす周波数を選んでその後に動かす

幅を選び、最後にレベルを上下するというタイプのパナメトリックイコライザーが入っていました。

以前のトヨタ純正のパナメトリック式は数字だけでグラフは見えませんでしたが、今回はグラフ表示が

追加されて調整しやすくなりました。