トヨタ・プリウス カーオーディオの音質アップ
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビを装着した状態に入庫になり、ベーシックパッケージと
ベーシックパッケージは基本的に純正のドアスピーカーを使って音質アップを図りますが・・
30系プリウスの場合は縦に楕円の表面積の大きいスピーカーが付いているので、国産メーカーの
安いパワードのサブウーファーが鳴らす音域までカバーしています。
また16センチや17センチのトレードインスピーカーに交換すれば確実に低音は少なくなるので、ここは
そのまま使う場合が多いです。
ただ低音が出る分、ドアスピーカーからの中音域が弱く、それをカバーするためにダッシュには純正の
5センチのスコーカー兼ツイーターが付いています。
ただここからの中音域が不足だと途中でトヨタが気付いてハイパスフィルターを4・7マイクロから
6・8マイクロにしてレンジを広げました。
その6・8マイクロにアップしたハイパスフィルターも撤去して、ベーシックパッケージではスコーカー
ツイーターの上下の周波数幅をコントロールする『バンドパスフィルター』に変更して高音域はJBLの
P560のツイーターに任せています。
ドアの低音+ダッシュから中音+JBLツイーターで高音の3WAY構成をグローブボックス下のピュアコン
でコントロールして30系プリウスの純正スピーカーがベースながらトレードインスピーカーでは表現
そしてベーシックパッケージにプラスすると更に音が良くなるのが両ドアで工賃税込で25200円で
人気のオプションメニュー・ベーシック防振です。
この252という響きのいい数字も4月以降はちょっとややこしい数字になりますね。
このベーシック防振は最初に時間をかけてドア内の響きを調査して、どこ部分にどういった材質を
貼るというのが図解して書いてあります。
もしマイナーチェンジなどで純正防振材が加わったりした場合はマイナー後のマニュアルに変わります
が、ほとんどの車ではマイナーで変わる事はありません。
また一般的な防振材を大量にべたべた貼るのではなく、周りから振動を引き寄せてピンポイントで防振
しているのが他店と違う部分です。
全ての作業が終わって組み上げたらダッシュにツイーターが乗っただけの見た目しか変わっていま
せんが、トータルで音のつながりや響きを調査してパッケージを完成しているので、単純なスピーカー