続きです。復習したい方は オイラがなった病気とは(その6)をご覧ください。

 24日の10時ころにICUを出て、一般病棟(四人部屋)に移りました。
 昨日の夜は死んじゃうだの言っていたのに、もう移動かあ!?と驚きました。
 四人部屋ですが、最近?の病院は個々のベットにカーテンがついていて、みんな閉めているのでどんな人がいるのか見えませんし、同じ部屋の人と話をする事もほとんどありません。オイラは口下手なので(ホントかよ!?)気を遣わなくていいと思ったり、何となくつまらなく思ったりもしました。

 11時に担当医師から話があり、家族、横浜から来た叔父さんと一緒に聞きました。

1)病症と措置
  不整脈 心室頻拍:200回/分
           (後で自宅に送られた診断書には224と書いてあった!)
  血圧:50(上の血圧という事だと思うが・・・)

  措置 点滴投与
     カテーテル検査
     カテーテル治療(ステント内の狭くなっていた所をバルーンで広げた)
  血圧が110~120となり、話ができる状態に回復した。

2)今後の治療
  不整脈対策の薬を服用
  植え込み型除細動器(ICD)を体に植え込む。
  カテーテルアブレーション

 ICD植え込み手術を明日25日に行なおうかとの事で、了解しお願いしました。
 カテーテルアブレーションは静岡に帰ってから地元の病院で行えばよいでしょうとの事でした。

 この後ICDについての説明がありました。
 ICD(Implantable Cardioverter Defibrillator)とは心臓の状態を常に監視し、命に関わる不整脈が出た場合に電気ショックを発生させて不整脈を止めて、心臓の働きを回復する装置です。よく公共施設や商業施設など人の集まるところにAEDという機械がありますが、その機能と近いものらしいです。
 本体はZIPPOライター程度の大きさで、鎖骨の下の左胸の皮下にポケットを作り、
これを挿入します。そして機械から出ているリード線を心臓の中に挿入して心臓にくっつけるのです(但しこの時の説明ではリード線の話はなかった。聞いていたらおっかなくなっていただろう体に機械を植え込むので、何やら改造人間とかサイボーグの様だなあと思いました。
 電池が7、8年でなくなるので、その際は本体を交換するので手術が必要です。半年ごとの点検も行わなければなりません。(車みたいです)

 最後にICDを入れた後の注意事項を聞きました。

1.強い電磁波を近づけないこと
  ・胸ポケットに携帯電話を入れない。
   (通話は22cm以上離れていれば安全なので問題なし。)
  ・モーターがある機械に近づかない。(車のボンネット開けて覗き込むのはダメ)
2.体の中を電気が通る機械は使っちゃダメ
  ・体脂肪計
  ・マッサージチェア
3.車の運転は最低6か月禁止
  運転している時に心室頻拍やICD作動が起こったら気を失ったりする場合がある。
  6か月経過したら
ICD作動状況等により運転してよいかどうかを医師が決める。
  運転しても良くなった場合には、免許証の運転条件の記載が増える。

という事でした。
 オイラにとっては
車の運転ができなくなるのは
あらららら~
って感じなのですが(静岡市は公共交通機関があまり発達していないのし、そもそもオイラは車に乗るのが大好きなのだ)、不便になっても事故を起こすよりは良いので、しょうがないなあとあきらめたのでした。

つづく