雑誌「暮らしのおへそ」編集ディレクター
一田憲子さんのトークイベントに行ってきました。
「暮らしのおへそ」とは、
その人だけがもつ習慣、
その人の根っこをつくるもの。
誰もが知っている著名人から一般の主婦まで、
いろんな方の「おへそ」を紹介した雑誌です。
一田さんがどうしてフリーライターになったのか、
「暮らしのおへそ」を作ることになった経緯や、
印象的だったインタビューのエピソードなどのお話を聞くことができました。
この雑誌は以前から好きで読んではいたのですが、
雑誌で紹介されているのは、
たいてい早起きの方で、
仕事もバリバリこなし、子育てもし、
家事もメリハリをつけて上手く回している。
そして、適度に息抜きする方法や素敵な趣味も持っている・・・。
そんなスーパーウーマンの一日のスケジュールや習慣を読んでいると
正直腰が引けて自分は全然ダメ人間な気がしていたのだけど、
トークショーでは別に立派な習慣だけが「おへそ」ではないし、
その人にとって昼寝をしたり、
やる気のない時、晩御飯がカップラーメンだったりしても、
それはそれでいいのだとおっしゃられていたのが印象的だった。
素敵な習慣はマネしたいけど、
急に「はい、できました!」
とすぐにできる訳じゃない。
「おへそ=習慣」を変えることは
自分自身のことだって大変なこと。
まして、他人(家族も)の習慣を変えるなんて
そもそも並大抵のことじゃないんだと気づきました。
きっと「おへそ=習慣」は長い時間をかけて、
試行錯誤したり、
実際に動くことで徐々に作られていくもの。
隣りの芝生をのぞいて背のびしても疲れるだけ。
まずは自分と向き合うことで、
自分の「おへそ」を見つけられたら、と思う。