今回のブログは、新世紀エヴァンゲリオンが好きな人は、あまり見ない方がいいです。
でも、好きな人多いんだよね。
emotion style 綾波レイ (ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破バージョン)
¥4,687
Amazon.co.jp
夜中にアニメやってると思ったら、エヴァの再放送だった。見てしまったよ。
大抵のブログではここに美辞麗句を並べてしまう、というかそういう人が多いアニメであろうと思われる。
実はカミングアウトするが…、しょうがない、エヴァ好きが世代交代して未だに沢山いるのだから、リアルタイム放映時のファンだけならまだしも、明らかに生まれていない時代のファンまでいるのである。何処で見たんだよと、突っ込む事にしているが、見られているのである。
そういった事を考慮して尚言えば、 私はエヴァが嫌いだ。
犬くんがリアルタイム放映時、暇な時に散々見せてくれたが、好きになるという事はなかった、今でもそれは変わらないが、ただ再放送していた話がエヴァの一番面白い、というよりは一番面白くなるんだろうなあと思わせてくれる、アスカ来日あたりである。
それを見て尚嫌いというかね、と言われそうだ。
とはいえ、好きじゃないので流してみてたが、今回初めて分析可能なぐらい、掘り下げて見れる程度に見たのである。
なんというか、90年代特有のあの時代の青臭さ、あの頃の色んな事を思い出す。
スタッフが少女革命ウテナと一緒だから、ウテナに引き継がれた…、エヴァ自体が実は少女漫画的なので、女性向けの作品にも雰囲気だけは継承されているなあ。
ただ、エヴァ自体は少女漫画が好きな男の作品でしかないにしても…だ。
まあ、若者が古い体制を覆す…という事を意図したって、実はアスカ来日の話の雰囲気に呑まれただけ、かもしれないが、そういう内容に酔いしれる青臭さ、カシラカシラご存知カシラ~。
悪く言えば、子供なのである。機動戦士ガンダムでは飽くまでホワイトベースの人たちだけが子供で、周りの大人が…という話であったが、エヴァはゲンドウさんの所から子供なのだ。子供が子供を使って大人を騙す、そんな感じだ。
まあ、よくできた作品だ、本当に面白い、作品世界の語り口も実に鮮やか、これを何もないと評する気は毛頭ない。
ただ…エヴァの後の歴史が、何もかもこのジャンルがエヴァに塗り替えられてしまった。ロボットアニメも特撮も何もかもが。
他の道もあった気がするが、スーパーロボット大戦Zの参戦作品の内00年代の作品がことごとく、エヴァの雰囲気を持っているのも象徴的。アクエリオン見て、「なんだこの使徒は」とか言ってたのもいい思い出。
…いい思い出じゃないよ、現在進行形でエヴァも、エヴァのしいたレールの上を走る周辺ジャンル作品の歴史も続いているんだから。
ちなみにエヴァの文句を犬くんに散々言って、帰ってきた返事が「庵野監督の術中にはまったんだよ」というもので、コア抜くぞゴルアとは言ってないが、これもリアルタイムのそれこそ、世間がエヴァ熱に浮かされていた頃の時代から、未だに腹が立つ事である。
クリックしてください、シンジのコアが抜かれます。