まず最初に・・・

大雨の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げます。

本当に酷い災害でしたね・・・。



さて。
季節は秋ですね。

8月後半から天気が悪く、涼しい日々が続いたため
今年の夏は猛暑と共に去った感じ。
そして、今年は・・・というか、今年も
特に何もせずに夏は過ぎて行きました。
(一応、去年は帰省したのでそこでちょっと遊んだけど)

夏の間はひたすらに書き続けました。
今がピーク!というのが何度も訪れましたが、
夏が過ぎてもピークは訪れました(-_-)

そして、いくつかリリースされるという嬉しいこともあり。

そんなひたすら書き続けた合間に
たった一冊(-_-;)読めた本が

森見登美彦さんの宵山万華鏡

森見さんの本は京都の街を知っていると
更に面白いと思うので、
お好きな方はぜひ、探索していただきたい。

で、この本はタイトル通り、
宵山の出来事が描かれています。
ワタシは蒸し暑いし、人多いし、
行くのは一回で十分だと思っているのですが、
でも、あの雰囲気は祇園祭の宵山でしか味わえないモノ。
普段、車が走る四条通ですら歩行者天国になっていて
そこをウジャウジャ人が歩くという、迷子必至の世界です。
そして、そんな迷子になる人たちが垣間見る
妖しい世界、歪んだ異次元。

何故か分からないけれど子供の頃から、
京都の町中の夕暮れはどこか不思議な世界と繋がっている、
そんな気がすることがありました。
古い町の石畳の小路がそう思わせるのかな。

そんな訳で、この宵山万華鏡も
ただの小説ではなく、さもありなんと思えました。

赤いおべべの少女たち、
巨大な金魚、
テレイドスコープ、
水晶玉。

読み終わった後、ゾゾ・・・っというより
ザワザワッとしました。

秋の夜長に夏を思い出して読むのもおススメです。