「きょうの運勢」の裏側。 | ぷくまま(一志宝縁いっしほうえん)のブログ 生きてるってありがたい!

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レム睡眠時行動障害と付き合いながらマスターズ競泳もやり、子育てと家事はテキトーな、タクシー配車オペレーター 兼スピリチュアル占い師母ちゃんの毎日。

こんにちは。ご訪問ありがとうございます、寿司屋の従業員兼手芸教室講師兼占い師のぷくままです(*^^*)


占い師の仕事と言っても、さまざまなジャンルや仕事の仕方があるのですが、

ここでは毎日、新聞の隅っこに載ってる、

「きょうの運勢」の仕組みをご紹介しますよ~‼

最初にハッキリ言っておきましょう!

あの文言は



まーーーーーったく

アテになりまっしぇん!



今日は良いのか悪いのか、雰囲気でつかむだけにしときましょう。


なんでそんな事がわかるのか?

私に以前オファーがあったからなんですよ。お断りしましたけど。

二年くらい前のある日、

イロルさんでいつものようにスピリチュアル占いのイベントをやっておりました。

私は事前にご予約されている方の情報は一切頂かないことにしています。

あらかじめ知らされると私生活の中で変にスイッチが入ってしまって、疲れるわ困るわなんです。

だから、お約束の時間になってお客様が目の前に現れて初めて、あ、このお客様なんだな、とご挨拶して鑑定が始まる訳です。

その日も50代のご婦人がおみえになり、私の前に座られたのですが、

その方はほかのお客様と違ってご相談内容が特になく、

「申し込んでみたら入れたので来ました」

とおっしゃったきり、私の顔をじーっと見てるだけでした。

そこで、ご本人の筆跡透視からはじまり、
わかる限りの情報、気を付けないといけないこと、亡くなられた愛犬からのメッセージをお伝えして終わりました。

終始私の話に対して全く表情は変わりませんでした。

5%くらい、こういう、占いに来てるのに「当てさせるもんか、見透かされるもんか」というお気持ちで試して来られる方はいらっしゃいます。

そういうお気持ちですと、ほんとにブロックがかかってるので、私にとっては鍵穴を探すのがすごく大変で、ものすごく疲れます。
しかもお役に立てるアドバイスが出てこない。
お客様にとっては大変損な話です。

わざわざお時間作って交通費使って、鑑定にお金払うのに、意味がない。

占いの鑑定を受けられる時は、

ほんとに聞きたいこと、ご相談したいこと、ちゃんとご用意下さいね。もったいないですよ!



で、数日たって、イロルさんから「直接お話がしたいとおっしゃるお客様がいます」との連絡があり、イロルさんに伺うと、先日のあのご婦人。

すると
「私は、実は○○新聞(某全国紙)の福岡版の編集者の一人です。きょうの運勢、という毎日の生まれ月別の占いの原稿起こしをしています。
今担当している占い師さんで継続するにはマンネリ化してるから、契約期間満了を機に、新しい担当占い師を探すように上から言われてまして、私がいろんなところに鑑定してもらいに行って、いいなと思った占い師さんに声をかけています。
ぷくままさんの占いを受けていいなと思いましたので、ご相談に来ました」

なるほど、ポーカーフェイスで鑑定を受けられた理由は、そのためだったようです。



でも、私みたいなタイプは、畑違いじゃないですか?

私は対面鑑定しかできませんよ、ご本人の筆跡透視して、オーラみて、人相と手相みて、仏様のメッセージきいて、前世みて、
ご相談に応じて風水も干支も使いますが、

姓名判断や四柱推命はできませんし、
タロットのようなカードを使うもの、
星座別や血液型とかについては知識がありませんから。

お相手の顔が見えない状態で何万人相手に、
しかも12通りを毎日というのは、無理ですよ。



でも、その方、パソコンを取り出して話を続けます。

それが大丈夫なんですよ、まあ見てください。

編集者のそのご婦人の話では、今の担当占い師さんのやり方にならって、こんな仕事の仕方になるらしい。


仕事は二ヶ月に一度。所要時間は四時間。時給は2000円。一回の仕事で頂く料金は8000円、ということになる。

で、パソコンの画面にはその占い師さんが12の月別に先二ヶ月の判定を、一日のマスに1個ずつ、

×△○◎

の記号で記していて、表になったものをメールで送られていました。



えええええーーーー???

これだけ?

じゃあ、あの文章は?


ポカンとしてる私に話は続きます。

ウチには、腕のいい担当者がいて、文章書くのが上手いんですよ。

この表の記号をもとに、担当者が

ああ、今日は健康をテーマにして書こうかな、て決めて文章にするわけです。

また別の日には、恋愛をテーマにしたり。



見せられたのが、とある年の8月5日の新聞に掲載された、3月生まれの「きょうの運勢」。

これなんか、素敵でしょ?とご婦人。

何て書いてあったかと言いますと、


「あの人の指の動きにざわめきが。」


・・・・・


こらー!!!ι(`ロ´)ノ


ノ(*`Д´)ノ~┻━┻


何ねそれ!いっちょんわからんやん!
ι(`ロ´)ノ


くだらなさすぎる!

あまりのショックにあーんぐり(゜ロ゜)


そりゃあね、

12ヶ月別×二ヶ月分(60日)=720通り

の結果を、四時間で一気に出せと言われれば、こういうやり方(×△○◎)でもしないと無理でしょうよ。

しかもこれだけ大変なのに、二ヶ月分で8000円って・・・


この占い師さんも納得してやってる仕事とは思えないけど、新聞に載れば名前は売れるよね?

でも、私はいやだ。

×△○◎に、

どうやったら 指の動き だの、ざわめき だの、言えるっちゅうねん!起稿者の神経もわからん!

畑違いな上に、鑑定結果がこんな形で世にでるのは私はいやだし、やはり相手がしっかりわかる仕事がしたい。

私が受けられるタイプのお仕事ではありません、と生まれ月別の占いが出来そうな方をご紹介しました。

でもその方とも合意に至らなかったようで、結局その後のその新聞を見てみたら、占い師さんは続投されているようでした。

あれから二年。

もともと昔から「きょうの運勢」を全く見ていませんでしたが、ますます見向きもしなくなった、ぷくままです。