騒然!『試合後にモウリーニョを攻撃』
非紳士的ではあったものの、
ヒホンのプレシアード監督の宣戦布告 のお陰で、
久々に面白いカードになったという印象のスポルティング×マドリー。
途中出場ながら、決定的な仕事を演じて見せた
ベンゼマが賞賛を浴びるMARCAの1面。
しかしながら、0-1というスコアが示すように、
ホームのスポルティングは、一体化したスタンドからの
熱烈な声援を力とし、素晴らしい試合を見せてくれました。
守備を固め、攻撃の基点となる中盤の選手には、
二人から三人が詰め寄り、奪ったボールでカウンター。
シンプルではあるが、強敵と戦う術としては
常套手段といえるでしょう。
何より、スペインサッカー界で最も凶悪であると謳われる
ゴール裏の"ウルトラ・ボーイズ"擁するスタンドが生み出す雰囲気は、
ビジターのチームに自由なサッカーなどさせはしません。
この厳しい試合を、スタンドの特別席で観戦したモウリーニョですが…
なんとプレシアード監督との場外戦は、試合を終えても治まらず。
無論、この日の敗戦に納得がいかなかったヒホンの指揮官ですが、
モリノンスタジアムの関係者駐車場において
そのストレスを大爆発させたというから驚きです。
試合を終え、自らの自家用車に向かっていたプレシアードは、
タイミング悪く、マドリーのスタッフ一同を乗せたバスの出発と
鉢合わせ・・・
手に持っていたPETボトルをバスに向けて放り投げると、
大声で罵声を飛ばしたそうです。
ちなみに彼が投げたボトルは、居合わせたおばさんに命中。
これまでは話題提供として中立の立場で見守ってきた
スペインのメディアも、試合後のこの行動には
軒並み非常に厳しい記事で批判をしていますが、
cadena Copeのラジオ番組"El partido de las 12 "によると、
『レアル・マドリードのルイ・ファリア・コ-チが、
プレシアードを見つけるなり
"¡A Segunda, a Segunda!"
(2部落ち!2無落ち!)
と挑発を繰り返した。
さらに、モウリーニョ監督に至っては、
スタジアム内ですれ違ったプレシアードに向かって
”2部”を指し示していたであろう、二本指を立てて彼を挑発した』
とその舞台裏におけるマドリー側のお粗末な態度を伝えています。
どこまでが真実であるのかは、推測の域を出ませんが、
火のないところに煙は立たず。
先日の退場処分といい、優秀な監督だから何をしても
許されると思ったら大間違い。
モウリーニョ監督には、ライバルへの尊敬を忘れず、
マドリーの監督として相応しい紳士であってもらいたいもの。