正直、犬を取り返すぐらいいつでもできるんじゃないかな~。
と思いつつ見ていたんですが、最後の最後で少し納得しました。
人を噛んだ犬は処分される、と信じ込まされていたんですね。

この子はどうも信じやすすぎるというか。
私だったら毎朝、今日こそ愛犬が殺されているんじゃないか、とびくびくですよ。
まして子犬なんて生まれたのを見た日には。
絶対殺される!Σ( ゚Д゚)と確信してしまいますよ。
どうしてあんなに無邪気に、翌日子犬の元へと急げたのか(´Д`|||)

つらつら考えてみるに。
中学1年という幼さに加え、親とも先生とも同級生ともコミュニケーションが取れなていなかったせいで、恐ろしいほど情報が不足していたことが原因のような気がします。
世間から隔絶されたような状況で、大人である芽衣子を疑うなど、はじめは思いも寄らなかったのでしょう。
人間があそこまでひどいことをできる生き物だということも・・

処分の話がウソかも知れないとようやく気づいた時には、もう愛犬たちは人質(?)に取られていたわけですが。
それでもまだまだ打つ手はあったように思います。
せめてユッキーが殺された時点で、勇気を振り絞って親に相談していれば・・

「置イテカナイデ;」と言わんばかりのピンキーの様子がたまらなかったです(つД`)
最後にぷかぷか浮かんでた子犬も_| ̄|○

今更だけれど。
地獄少女を通す復讐は、実際に自分が手を下すわけではないから、普段行動を起こせない人もとっかかりやすいんですね。
その結果、がんばれば自分でどうにかできることでも、すぐにあいに頼ってしまう。

自分ではもうどうしようもない、地獄少女に頼むしかない。
と、勝手に思い込んでいることが多いような気がします。

こういう風潮が広まってくると、毎回辛い思いをするあいもたまりませんね。
一応ふるいにかけているとはいえ。
もう少し自分から何かしてみようよ、とつくづく思いました。

しかも今度こそ無事終わるのか、と10%くらいは期待していたのに。
結局ターゲットが警察に捕まってから糸引いちゃって(汗)

放っておいても殺人罪になるだろうに。
それに今回は復讐じゃなくて、悲劇を最小限に食い止めるために糸を引くチャンスも十分あったのに。
本当に、どうせやるならなぜもっと早く_| ̄|○

おっといけない。
思い切り『地獄少女』に感化されてきている(;´▽`)

「地獄少女のやってることって・・悪いことなの?」

こちらも感化され始めているつぐみの言葉が、胸に痛いです。

本当に懲らしめなきゃいけない悪もある。
でも人が人を「こいつは殺していい」と決めてしまって良いものか。
ましてや自分の手を汚さない復讐は・・

感情と倫理観のせめぎあい。
うーん。つらいな~(;´Д`)