第114回 シニア世代のFacebook活用法 | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

[粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

Facebook(以下FBと略します)を始めたのは、昨年の初夏のこと。
しかし、開始してから僅か数日で挫折してしまいました。

60歳を過ぎた者にとって、FBがどのようなツールかを理解することができなかったのが原因です。


再開したのは、今年に入って、尊敬する101歳の日野原先生もFBをしていることを知ったのがきっかけです。
「101歳の先生にできるのであれば、私にもできるはず!」と奮起しました。

ちょうどその頃、日野原先生が「わくわくフェイスブックのすすめ」という本を出版されました。



日野原重明の「わくわくフェイスブックのすすめ」 (小学館101新書)/小学館

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それを読んだことで、シニア世代のFB活用法を知り、納得し、半年以上も続けることができています。



今回は「私がどのようにFBを活用しているか」「FBを始めてからの効用」について書いてみたいと思います。


【活用】
1)早朝や昼間に行っているウォーキングの際、気に入った風景を撮影・投稿
  主に、朝焼けや朝日など、大自然のエネルギーを感じる写真を投稿しています

2)講演を行うため日本各地を飛び回っているので、講演会場や会場周辺のご当地風景を撮影・投稿

3)私が食べる料理やお酒、食事中の1コマを撮影・投稿

4)出張旅行や、ポジティブ・オフなど、旅の風景を撮影・投稿

5)他の人の投稿を見て、「いいね!」をつけたり、コメントをつけたりしている



【効用】
1)物忘れが減り、忘れても短時間で思い出せるようになった

2)写真を撮ることを続けているうちに、写真撮影が趣味になった

3)1人で食事をすることに抵抗がなくなり、食事の時間も楽しくなった

4)投稿への「いいね!」やコメントを通じ、多くの人との繋がりが感じられる




この中で特筆すべきは、【効用】4)の「多くの人との繋がりが感じられる」と言う部分です。

日野原先生も、ここが高齢者がFBをする最大の利点だと著書で強調されています。


何も考えず、ぼーっと見るだけになりがちなテレビは受動的なツール。

それに対し、他人の投稿に「いいね!」やコメントをすることによって交流ができるFBは能動的なツール。


直感的な操作で他人と繋がることを可能にしたFBは、
孤独になりがちなシニア世代にとって、素晴らしいツールになり得ます。

私も実体験から、FBは高齢者にとっても非常に効果の高いツールであると感じています。


まだFBを始めていないシニア世代の方、是非FBを始めてみてはいかがでしょうか。
操作に慣れるまでは煩雑かもしれませんが、慣れてしまえば毎日が今より“わくわく”すること請合いです。


以下、私のFacebookアカウント。
http://www.facebook.com/yoshio.hishikawa


FBでお待ちしていますグッド!