体幹の回旋と側屈の複合運動であるクランチファクターは
腰痛群と非腰痛群で差がない。
Cole et al.2014
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《中村の解釈》
ゴルフスイングに中にみられる体幹の回旋と側屈の複合運動を
クランチファクターといい、腰痛の危険因子として取り上げられています。
この研究では腰痛のあるゴルファーと
腰痛のないゴルファーのスイングを解析したところ、
クランチファクターに有意な差がなかったとのことでした。
つまり腰痛とクランチファクターが
必ずしも同時に存在するとは限らないということですね。
クランチファクターが大きいから腰痛になるとか、
腰痛があるからどうせクランチファクターが大きいだろうと
考えることができないということです。
ゴルファーの腰痛を
このようにスイング中に起こる1つの因子で答えを出すのは困難です。
人によっては股関節の可動域が狭いかもしれないし、
人によっては仙腸関節(骨盤にある関節)が緩くなっているかもしれません。
骨盤や腰椎にはたくさんの関節や靭帯があり、
それぞれが痛みの原因になる可能性があります。
また、骨の形状もストレスにより亀裂を生じる可能性をもっています。
いずれにしてもどこが痛みを出しているのか、
各関節や筋肉の機能はどうかという詳細を知ることが重要かと思います。
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