開設と今。 | 夢のキセキ♪

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これからおこる夢の奇跡と軌跡を日々書き込んでいきます♪


最近ふと思い出すこと。

何のために開設したのか?

どんな想いで開業したのか?

開設する前は公立の病院勤務の理学療法士。

世間からの立場で言えば公務員。

給与や福利厚生、勤務形態、昇級、退職金、何ひとつ文句はない。

21歳にして1年目で家を買おうと思い、物件をみていても誰も相手にしてくれなかった。
そんなときに

「ご職業は?」

聞かれ

「市民病院で働いています。」

と答えると、店員さんの態度ががらっと変った。
言うまでもなくそこでは買わなかったけど、その時はじめて公務員の立場を知った。

そのまま退職までいるのが当然?
安パイ?

周りにいた熱い理学療法士の仲間がとても輝いて見えた。

自分も何かやりたいと思っていた。

それ以上に感じていたことは、

自分が必要とされる人間になりたかった。

自分の可能性を確かめてみたかった。

病院では、自分の思いとは裏腹に組織が大きく変ることを恐れ、
いつまでたっても同じ体制。

いい待遇でも働く場所に不平不満が多く愚痴をこぼす職員。

文句を言っているのはいやで、ぶつかり合っても、ひとりの声では変わらない組織。
結局は自分の役割を見いだしたかったのだと思う。

開業することは

「自由と責任」

がいつも背中合わせ。

自分で責任をもつからこそ、自由があり。

自分の描くビジョンをかたちにできる。


公務員をやめて半年間の間、開設準備そして、地域を知るために訪問看護ステーションで勉強させてもらった。

その半年間に地域での訪問リハという世界に感銘し、やりがいを感じた。

同じくその半年の中で、法人を立ち上げ、テナントを探し、内装の打ち合わせ

デイサービスのコンセプト、開設準備、リハ機器の選定、準備品の管理、デーサービスの申請

ケアマネさんへの挨拶。

今考えれば、とんでもない半年を送っていたんだとつくづく思う。


振り返ればあの作業をもう一度やれと言われても、できるかどうかわからない。

一生懸命書いた文章が一瞬にして消えて、また最初からやり直し。

そんなイメージだけど、それはとんでもないモチベーションの高みが必要。

では、なぜあの時できたんだろう?

やはりそこにはひとつの夢に向かう情熱があったからに違いない。

何より作業している瞬間瞬間が楽しくてしょうがなった。

不安よりも、ワクワク感で満たされていた。

僕の前にマニュアルはまったくなかった。

できるかどうかじゃない!

やるかどうか?

開業とは未知数だらけ、

わからないことに対して、自分の視座を高め、見つめながらその中でベストの答えを導きだす。

本当に困ったときには、自分が一生懸命なら、まわりに助けてくれる仲間、役割の方、手段、ヒントが必ず訪れる。

だからこそ、毎日前に!

常に工夫を。

1年後の自分に、あのときのお前のがんばりが今につながっているよ!

そういってもらえるような人生を送っていこう!

そして今思うこと、僕が自分の役割を見いだせなかった組織という体制の中で、
役割を作り、少しずつ体制を変えていっている仲間がいること。

本当にすばらしいと思う。

何事も大きくは変わらない。

その場所で想いを伝え、自分の足で行動した一歩一歩が自分たちを押し出す力と変っていく。

その意味では同じ立場なんだ。

開業していることが偉いわけではない。

それぞれの立場で今を生きること。

それぞれが役割を持って生きる世の中をこれからも仲間とともに作っていきたい!