書籍を読んだだけで、できるようになったと勘違いしてはなりません。
当然のことですが、療法士の仕事は座学と実技の両方面からの向上が求められます。
どちらかに偏ってはならないと思います。
知識を高めるのはもちろん、それに応じた実技ができなくてはなりません。
常に「できる気」や「できた気」にならない事が重要です。
しっかりとぬかりなく実技の練習が必要であるという事です。
特に臨床実習に臨む学生さんには声を大にして言いたいです。
難しいことは求めていませんので、全ての療法士が勉強するような基礎的な内容は、一通り実施できるようにして欲しいと思います。
もちろん、高い質も求めてはいません。
「学生」という状況下でのできる限りの準備をして欲しいと思います。
実習指導者を担当していると、つくづく感じます。
実践経験がないのは重々承知ですので、その上でできる限りの「努力」をして欲しいと思います。
それこそが、患者さんやその家族、ひいては自分のためにもなりますので。