*・・ココロのビタミン・・*

早いもので、もう2月ですね。みなさま、今年の滑り出しはいかがでしょうか。
今日は、ココロのケアのお話しです。

ドキドキ自分や人の欠点ばかりが目につくときはありませんか。
そんなとき、ちょっと視点を変えてみるのはいかがでしょう。

小学生の低学年の男の子へのカウンセリングをしていたとき、
一つのジャンルへの知識が大変抜きん出ていて、
後の部分はさっぱり‥汗
お母様も担任の先生も心配されていた男の子がおりました。

彼は、色々な場面で、注意を受けるので、しだいに自尊心を失い、
「僕はできない子なんだ」とカウンセラーの私のところに相談にきました。
でも、よくよく話しを聞いていると、得意なジャンルはあり、
その分野では、中学生にもある大会で勝ってしまうくらいの才能がありました。
私がいる日には、毎回、放課後、その男の子は相談や遊びにくるようになり、
様々なお話しをしてくれました。依頼があったので、知能検査もしてみたところ、
学習障害の傾向もありましたが、記憶力も優れていましたし、
素直で、ユニークな感性を持っていました。
いいところは、どんどん伸びていってほしいな、と感じていました。

けれど、一方で、お友達に対し、暴言を言ってしまったりすることも。。。
きっと強がっていたのでしょうけれど、これでは逆効果と思い、
アドバイスは小声でひそかに、1日にひとつだけ伝えました。
そして、嬉しかったときには「ありがとう」と
相手の目をみて伝えてね、と約束をしました。私が近くにいて、
お友達に対し、良い対応が出来たときには、「できたね!」と賞賛し、
行動を強化することも心がけていきました。

こんなふうにと関わりはじめるようになってから数ヶ月後、
ひとつの分野への興味が、次の興味へと移りました。
これで、得意分野がふたつになりました。暴言もなくなっていったようで、
しだいに、クラスのお友達も、その男の子の能力を認めるようになり、
ちょっと変わった子だけど、面白い、と人気者になっていきました。
苦手な分野やちっとも興味をもてない分野はあったとしても、
人には優しくて、興味のある分野には、まっしぐら。
自分らしく素直に生きている姿は、輝かしくも感じました。

お母様も、総合力はなくても、よい部分を伸ばそうという発想に切り替わり、
本当に、よい関わりが持てたことにカウンセラーとして嬉しく思いました。

どんな人にも欠点はありますが、それを補うくらいに素敵な部分は持っているものです。
そこをどんどん伸ばしてみませんか。

ひらめき電球気をつけてください。
考えすぎてしまうと、人は臆病になってしまいます。
考えすぎてしまったときは、良い香りを嗅いだり、音楽を聴いたり、
軽いエクササイズなどして、気分転換をしてみるのは如何でしょうかニコニコ

幸せな毎日のためのヒントになれば幸いです。

*・・ココロのビタミン・・*