発剄(はっけい)とは何か? | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「最強の格闘技は何か? 」です。)


 発剄(はっけい)とは何か?


劇団 「前回の記事では、


    実際に格闘技をしている人たちって、殺気やオーラについて
    どう思っているんですかね?


    という問いに端を発して、


    最強の格闘技は何か?
       ↓


    格闘技の背後にある経済力(資本)が
    最強を決定する。
       ↓
    
    伝統武術は資本が集まらないため人材が枯渇し、
    技術の進歩が起きない。結果、衰退する一方。
       ↓

   

    興行で巨大な資本が集まる現代格闘技は多くの優れた
    人材が集まり技術の進化が進んでいく。
   

    結果、最強となりうる可能性が高まる。
       ↓
  
    1位 1試合の興行で数百億円が動くボクシング



    2位 徐々に市場規模を拡大しつつある総合格闘技(UFC)  

     という結論になったんですね。」


CS 「劇団さんが、

 

    えっ、最強は中国拳法じゃないんですか?     


    と言うから、殺気やオーラについての説明から話がずれて

    しまったんですけどね。」  


劇団 「いや、そんなボクのせいにされても困ります。」


CS 「それはすいませんでした。」


   「ただ、中国拳法のような伝統武術の強さにやたらこだわる人には、
    わたしが前回の記事で書いたような経済とか現実的な社会の

     仕組みを説明しても全く理解する頭が無い人がいるんです。」


   「そういう人たちを見ていると、


    伝統武術の強さにやたらこだわる人って、神秘行にのめりこんで
    ドツボにはまるタイプとすごく似てるなぁ。


    と感じるんです。」


劇団 「伝統武術マニアと神秘行マニアには親和性があるということですか。」


CS 「わたしから見ると、


     中国拳法を修行して発剄が打てるようになれば、身長150センチでも
     ヘビー級のボクシングのチャンピオンを気のパワーで一発で倒せる

     ようになります。


     と考えている人と、  


     クンダリニーが覚醒すれば人生の悩みは全て解決します。
      
     と信じている人は根っこは同じなんです。」


劇団  「要するに、現実的な制約を無視したファンタジーの世界に生きている

     という事ですね。」


CS 「誤解して欲しくないのですが、わたしは別に伝統武術を否定している

    わけではないんです。」


   「例えば、前回の記事の話に出た打撃と共に気のエネルギーを相手に

    打ち込む発剄(はっけい)という技は凄まじい威力があります。」


剄(けい)~剄(けい)とは力を指す。 単純な腕力ではなく、打撃によって

         生まれる衝撃、 運動法によって生じる力など。


劇団 「八極拳の李書文が相手を一撃で倒したのも発剄の威力ですよね。」


CS 「でも、一口に発剄と言ってもピンからキリまでなんです。」


   「わたしは気や波動の技法については個人的なリサーチを

    続けていて、発剄についても動画、写真、実際に中国武術を
    実戦している人達を通じて波動情報を解析しているんです。」


劇団 「そういうの好きそうですよね。」


CS 「すると、巷で発剄と呼ばれているモノのほとんどは、

    

    〈下半身で大地を踏みしめた反動力を自分の体内を通して

     手の平から相手に送り込むことで衝撃を与えて吹っ飛ばす〉


     重心移動の技術


     なんです。」


劇団 「中国武術で大地を激しく踏みしめる〈震脚〉という動作がありますが、
     原理的に関係あるのでしょうか?」


CS 「それは流派によって利用法は異なるのでしょうが、わたしが一般的に

    発剄と呼ばれている技の波動を読むと、足から体内深部を圧力状の

    重くて鈍いエネルギーが上昇する感覚を感じます。」


   「ただ、これってわたしから見ると気のパワーと言うよりは


     物理的なパワー


     と呼ぶのが正確な気がします。」


劇団 「物理的なパワー?」


CS 「例えば、古流武術の達人が大柄な男性を当て身一発で

     吹っ飛ばす動画があります。」


   「これなんかは達人の波動を読むと、


    重心を丹田に落として体軸がしっかり決まっている状態で

    深層筋をうまく使いながら効率的に下半身の反動力を
    相手に送っているんです。」


劇団 「原理的には、さきほどの発剄に近いですね。」


CS 「こういった技は単なる重心移動ですから、ある程度訓練してコツを掴めば
    特に気脈が開いていなくても使う事が出来るんです。」


   「劇団さんはブルース・リーのワンインチ・パンチって知ってますか?」


劇団 「ブルース・リーって、ジャッキー・チェンの前に人気があった
     カンフー映画のスターですよね。」




CS 「彼は相手に触れたか触れないかの距離から放つパンチで相手を
    吹っ飛ばすデモンストレーションを行っていました。」


   「その技は、ワンインチ(約3センチ)パンチと呼ばれていたんですけどね。」




劇団 「へぇ。」


CS 「ちなみにわたしが彼の波動を読むと下半身の力が


    ①背骨の横を走っている脊柱起立筋という筋肉から、
  
    ②肩甲骨まわりの肩甲帯と呼ばれる筋肉へ伝わって、
        

    ③さらに腕を通して手のひらから放射する。


     というルートで移動しているのがわかります。」


    「細い棒のような形状の圧力感が、一瞬で①~③の

     ルートを移動する感覚です。」


劇団 「そんな風にわかるんですね。」


CS 「一連のプロセスが抽象的なイメージとしてふわっと浮かんで

    きたりもするんですけど。」


劇団 「それは面白いです。」


CS 「ただ、ブルース・リーのワンインチ・パンチは中国語で

    寸剄(すんけい)と呼ばれていて、そのせいでしょうか

    これを発剄と同じと考えている武術家も多いんです。」


   「ただ、ブルース・リーの寸剄も気脈が開いている・

    開いていないに関係なく使える技術ですから、

    わたしから見るとこちらも


    気のパワーと言うよりは物理的なパワー


    と呼ぶのが正確な気がします。」



劇団 「という事は、CSさんは発剄には、


    ①気脈を通る気のパワーを利用した発剄


     と、


    気脈に関係なく使える重心移動の技術

     としての発剄


     の2種類がある考えているんですね。」


CS 「はい。このように一口に発剄と言ってもピンキリなんです。」


    「巷で発剄を使えるという人のほぼ9割以上は、


     ②気脈に関係なく使える重心移動の技術としての発剄 

   

     を使っています。」


   「そして 〈②重心移動としての発剄〉にもいろいろな技術が

    あるんです。」


   「意外なところでは、合気道の達人が相手を投げ飛ばす時の

    波動を読むと、


     下半身に落とした重心の反動を力に変えて、体内から

     腕を通して相手に伝えて投げ飛ばす。


    という発剄に近い力の利用をしているんです。」


   「そういった達人の力の移動は非常に精妙なのですが、


    中には〈押しくらまんじゅう〉みたいに、ただ体重を相手に

    乗っけて押しのけて、

    

       これが発剄だ!
    
    と自信満々に語っている武術家もいます。」

   

  「それを見ていると、

  

   武術と神秘行って本当によく似ているなぁ。

  

   と感じるんです。」


劇団 「と言いますと?」


CS 「例えば、ここに〈ボクは小周天をマスターしました。〉という仙道修行者が
    3人いたとします。」

  

   「1人目は、皮膚の表面の経絡ルートを何かがもぞもぞ動いている程度の
    弱いエネルギーが一周している初歩レベル。

  

    2人目は、皮膚から2~3センチ下の深部を熱線状の精エネルギーが
    一周して小周天が回っているまずまずの状態。
  
    3人目は、クンダリニーが覚醒して、わたしが定義する神のレベルの
    高いエネルギーが背骨内部を流れて一周している上級レベル。」

  

    「わたしから見れば、同じ〈小周天が回っている。〉といっても
    ピンキリの世界なんです。」


劇団 「それは人によって違うんでしょうね。」


CS 「でも、それを指摘する人間がいなければ、
    3人それぞれが
 
     自分は小周天をマスターしました。


    と信じ込んで終わりなんです。」
    
劇団 「小周天にはレベルによって違いがあるという事に
     一生気づかないんで人生を終えるんですね。」


CS 「わたしから見ると発剄も全く同じで、使う人によって
    ピンキリなんです。」


劇団 「うーん。」


CS 「考えて欲しいんですけど、発剄のランクを


    A B C D E
   
    と5段階に分けたとします。」


   「そこで例えば、劇団さんが中国武術を習っていて、

    師匠の武術家がEランクの発剄の使い手だったら、

    それが〈本物の発剄だ。〉と思うんですよ。」


   「さらにその上に、〈A B C D〉ランクの発剄が
    ある事には永遠に気づかない。」


劇団 「まぁ、そうでしょうね。」


CS 「小周天もランクを

  

      A B C D E
   
    の5段階に分けたとして、例えば劇団さんの師匠の
    気功家がEランク

  

   〈皮膚の表面の経絡ルートを何かがもぞもぞ動いている
     程度の弱いエネルギーが一周しているレベル。〉

  

   だったら、それが小周天だと信じ込んで、
    〈A B C D〉ランクのレベルが上の小周天の
    存在には一生気づかないわけです。」


劇団 「確かに同じですね。」


CS 「わたしはいろいろな武術家や気功家の波動を見て、


     2つの世界の住人のパターンはよく似ているな。


    と気づいて面白かったんですけどね。」


劇団 「じゃあ、CSさんはその事に気づいたら本人に、


    あなたはEランクですから、もっとレベルが上の
     師匠を見つけるといいですよ。

  

     とアドバイスしたりするんですか?」


CS 「そんなことするわけないじゃないですか。」


   「武術と神秘行は、自分の流派が一番だと思っている

    お山の大将の集まりなんです。」
 
   「そんな人たちに余計な事言って恨まれたら面倒ですし、

    みんな一生懸命頑張っているわけですから、

    黙っているのが一番!


   「そうすれば、本人達は自分が一番だと思って充実した人生を

    送って死んでくわけですから幸せなんですよ。」


劇団 「そういうとこは、ホントCSさんらしいですよね。」


CS 「わたしはいろいろな人たちの波動や生き方を遠巻きに

    観察して、たまに脇から干渉するのが好きなんです。」


劇団 「沈黙こそが最大の武器〉という事ですね。」


CS  「そういうことです。」


    「発剄に関しては書き足りない事があるので、

     次回もこのまま横道にそれながら説明します。」



つづく





   ※次回の記事更新日は7月1日になります。





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