インディーズ体質 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「幸せな人生 」です)

インディーズ体質

わたしのもとには気功に関するさまざまな質問が寄せられるのですが、
その内容に違和感を感じることがよくあります。

その原因を自分で探ってみてわかったことは、質問者の多くが

人間は全て同じで平等な存在だ

という考えを持っていることがその理由でした。


例えば、

①何回、受講すれば丹道周天が開通するのですか?

とか

②どんな行法を何回くらい続けていればクンダリ二ーが背骨を

 上昇して神秘体験を得られるのですか?

とか

③小周天を何回、回していれば大周天になるんですか?

などという質問を良く受けます。


そういう時、わたしは逆に以下の質問を訊き返します。

例えば、あなたが大学受験の家庭教師だとして、東大文Ⅲ志望の偏差値・

学力が全く異なる生徒を10人担当しているとします。

そこで10人の生徒たちに、

「1日何時間勉強したら 来年、東大文Ⅲに合格できるんですか?」

と訊かれて、

「1日○時間勉強すれば必ず東大に合格します。」

と全員に答えられますか?

例えば、あなたがゴルフのレッスンプロだとして、年齢・性別の異なる

10人の生徒を担当しているとします。

そこで10人の生徒たちに、

「1日何時間の練習を何年続けていればプロに合格できますか?」

と訊かれて、

「○年間、1日○時間練習すれば必ずプロに合格できます。」

と全員に答えられますか?

どんな優秀な家庭教師、ゴルフのコーチだろうがこういった質問には

答えられません。

人によって、思考能力、記憶力、体力、運動神経は違っていますから、
学校の授業を受けているだけで東大に合格したり、10代でゴルフの
プロテストに受かる人もいれば、一生かかっても受からない人もいます。

こんな事は誰でもわかりきっていることです。

小学校・中学・高校と集団生活を続ける過程で、生まれつき運動神経が良くて常に
運動会で1位になって中学・高校と部活で活躍する同級生や、同じような勉強を
しているのに有名大学に受かった頭のいい友人を見ていると、

「うまれつき出来のいい奴っているんだなぁ。」

という事が実感できます。

生まれた国、時代、性別、親の性質、資産状況、遺伝子情報、美醜、

運動神経、頭脳、各分野での才能

など、生まれつき恵まれた人間と、恵まれない人間がいる。

人間は不平等な存在だ。

という事実に直面しながら人は成長して社会常識を身につけるわけです。

しかし、こうして社会常識を身につけた人たちが、これが神秘行の話になると、
なぜか人間は不平等な存在だという事実を忘れて、

何回、受講すれば丹道周天が開通するのですか?

どんな行法を何回くらい続けていればクンダリ二ーが背骨を上昇して

神秘体験を得られるのですか?


小周天を何回、回していれば大周天になるんですか?


などという個人差を完全に無視した質問をするわけです。

これは成功法則になるとさらに顕著で前回の記事に書いたように、

○○のマントラで潜在意識を浄化すれば願いはかないますぞ。

宝くじも当たりますぞ。


などと断言する人もいるくらいです。


わたしから見れば、個人の能力差・運勢の違いを無視している

非現実的な思考パターンです。


しかし、上記のような人たちも現実がどういうものかを十分経験して
いるはずです。

会社で同僚は営業のノルマを達成しているのに、自分は契約が取れない。

同僚は上司とうまくコミュニケーションをとりながら大きい仕事を任されて
出世しているのに自分は何も変わっていない。

大学時代の同級生はかわいい彼女が出来て結婚したのに、自分は彼女が
出来ない。


このように現実に不公平を感じている人たちが、成功法則で他人との差を
埋めようとするわけです。

そして、マントラや「ありがとうございます」を一日中唱えたりすることで、
願望をかなえたり、宝くじを当てようとします。

その時の彼らの頭の中からは、

人間は不平等な存在だ。

という考えが欠落しています。

マントラや「ありがとうございます」を唱えていて願望が叶う人もいれば、
逆におかしくなる人もいます。

例えば、同じ人物でも

①最初はマントラや「ありがとうございます」を唱えていたら、人間関係が
  改善したり、ちょっとした願望が何度か叶う。
  ↓

②しばらくすると効果を感じられなくなる。
  ↓

③それでも続けていると、逆にイライラしたり、人間関係がおかしくなって
 運勢が下降した。


というように、その時々で変化することがよくあります。

こういった現象は現実を基準に考えれば至極当然の事です。

例えば、福山雅治が女性を口説くときに使ったセリフをカンニング竹山が
そのまま使って同じように口説けるわけがありません。

同じ言葉(マントラ)でも使う人間により効果が違うわけです。

また、同じ方法をずっと続けていて常に同じ効果が出るという事は
ありません。

例えば、身長160センチ、体重90kgの人物がダイエットを始めて
毎日5kmのジョギングを始めたとします。

1週間後、体重が5kg落ちて85kgになった。

2週間後、体重がさらに5kg落ちて80kgになった。

それではこのまま続けていれば、10週間後には「10週間×5kg=50kg」の
減量で身長160センチ、体重40kgになるかといえば、そんなことはありません。

3週間後には体に疲労が溜まって代謝が落ちて体重が3kgしか
落ちなくなった(77kg)。

それでも無理をして毎日5kmのジョギングを続けていたら、4週間後には体重が
1kgしか落ちない(76kg)。

おまけに右足首に痛みを感じるようになった。

それでも痛みを無視して走っていたら、ある朝、ベッドから降りると右足首に
激痛が走って歩けなくなった。

医者に行って診察してもらうと、「右足関節が疲労骨折を起こしている。」と言われて
ギプスをつけられた。

結果、1ヶ月は松葉づえを使っての歩行しか出来なくなった。

動けないストレスでジャンクフードを食べ続けていたら、1ヶ月後に

体重が100kgを超えていた。

こういうことは世の中よくあります。

最初に効果があったからと、何も考えずに同じ方法(成功法則)そのまま続けて
いたら、最後はかえっておかしくなってしまうことは多々あります。


わたしは様々な体験を通して、現実世界も、神秘行や成功法則といった波動世界も、
同じ一定の法則で成り立っていることがわかるようになりました。

現実的な物の見方が出来る人間でなければ、神秘行や成功法則を

実践して効果を出すことができないわけです。

しかし、ほとんどの人は神秘行や成功法則の話になると、何故か現実的思考が
できなくなります。

そして、

誰でも○○の方法を○回行っていれば、必ず○○の結果が出せます。
      ↓
人間は全て同じで平等な存在だ

という考えで神秘行や成功法則を行って問題を起こします。


わたしはこういう人たちを見ていると、

人間って本当に平等が好きな生き物なんだな。

と実感します。

みんな現実世界が不平等で残酷な世界だと身に染みてわかっている。

と同時に、心のどこかで平等な理想の世界を夢見ているんですね。

そして、神秘行や成功法則のような波動の世界には、誰でも平等にラクして

結果が出せる理想郷が存在すると願って足を踏み入れます。

しかし、

平等な世界は波動世界も含めてどこにも存在しない。

というのがこの世の事実なわけです。

逆に言えば、平等を求める人間の性質を利用すれば、人は容易に

コントロールされます。

初期のキリスト教があれだけ迫害されながら、ローマ帝国の国教となった
原因は「身分に関わらず人は皆、死後に神の前で審判を受ける。」という

平等性が、奴隷や女性など虐げられていた人々に受け入れられ浸透し、

やがてキリスト教を利用しなければ民衆をコントロールできなくなったからです。

20世紀の共産主義の急速な拡大も同じく平等をスローガンにしたからです。

社会の格差化が進む一方の日本で行われた、前回の参院選では

日本共産党が議席を拡大しました。

成功法則や神秘行のセミナーでも、

どんな人でも○○さえすれば成功できます。

といって多くの人間を集めます。

現代日本にはこういった平等思想が蔓延していて、最近の小学校の運動会では、
徒競走では順位をつけず、リレー競争では足の遅い子のためにショートカット
コースをわざわざ作っているそうです。


こうして見せかけの平等を叫んで現実から目を逸らすことで、その場限りの

安心を手に入れようと必死になっているのがこの国の実体なんですね。


しかし、わたしは平等なんてものは一切信じていませんし、逆に一番

嫌いな言葉は「平等」です。


神秘行を続けているのも、その個人性・不平等性がわたしの嗜好に

合っているからです。


平等を叫ぶ人間は必ずぞろぞろ集まって集団を作ります。


神秘行に平等や集団なんてものはありません。


わたしの考えでは、神秘行に適しているのは限られた人間で構成された

秘教的サークルであり、不特定多数の人間を対象にしたセミナーを開く

ことは自滅行為です。


こう考えると、わたしは根っからのインディーズ体質で


例えるならば、

「武道館でコンサートを開くのが夢です。」


などという言葉は絶対に口にしないインディーズバンドです。


この先、メジャーレーベルからデビューすることは永遠にないでしょう。


 つづく


※次回の記事更新日は9月10日になります。



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