金運・恋愛運がなくなるタイプの修行法 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「仙道修行の前提条件 」です)

 金運・恋愛運がなくなるタイプの修行法

前回の記事では、伝統的仙道の伍柳派は自分自身のエネルギー
のみを利用して気脈を開く修行法(単修法)であるため、徹底
した食事療法によって精力を貯めることについて説明しました。

こうして体内に蓄積されたエネルギーを仙道では、

「後天の気」~一般的な体力、精力(性欲を発生させる)

と分類します。

伍柳派では、この「後天の気」を武息と呼ばれる呼吸法と意識の
集中法によって「陽気」に変化させます。

この「陽気」によって気脈上に存在する詰りを取り去り、
小周天ルートを開くわけです。

このプロセスについて仙道研究家 高藤聡一郎氏は自らの修行体験で、

下腹にアイロン(決して誇張ではない)か何かのような熱い気の塊
(これが陽気)が出て、それがボンボン震動する(これも誇張ではない)
くらいである。

こうなるや、陽気はものすごい勢いであちこち動きだし、最後に

会陰に向かって突進し(これも誇張ではない)、さらに尾間へと
流れていく.


と描写しています。

当然、小周天が完成するまで(少なくとも陽気が督脈を
貫通するまで)は禁欲を行う必要があります。

これについて高藤氏は、著書「仙人になる法」において、以下の
ように説明しています。

修行を始めていくらもしないうちに性欲が湧いてくるような人は、
そのまま自分の精を陽気に変えることだ。

もちろん、こういう人は、異性を暫時、遠ざけたがほうよい。


どのくらいの期間かといえば、最低、陽気が頭に昇り、前面から降りて

丹田に戻る間、つまり小周天が完成するまでである。

仮りに小周天が自由にできるようになっても、一度セックスをすると、

二、三日ぐらいは流れに乱れが生ずる。夏なら異常に暑くて眠れなく
なったり、冬なら風邪をひきやすくなったりする。

これは、どうしてかというと、陽気は熱なので、一時的に大量の熱が

出て体が冷えるためである。

入浴後に起こる湯冷めに似ている。


一番よいのは、一ヵ月に一度ぐらいしか精を漏らさないことである。


仙道の極意は、自然状態なら外へ出よう出ようとする精を、溜めて

陽気に変えることである.

こうしていると陽気が集中して丹を作り、子供のような元気がつく。


子供と大人の元気の差は、精を漏らすか漏らさないかの差しかない。


小周天ができた人でも、一度精を漏らせば、戻るのにしばらくかかる

のである。

それさえもできない者が、性欲が強くなったからといって、そのたびに

漏らしていたのでは、陽気なぞ、どんなにしても発生しない。

燃料のないストーブに火を着けているようなものである。


これが「仙人瞑想法」では、

なお、精力が強くなればそれで充分、という人は別だが、仙道クンダリニー
瞑想法を志ざす人は、熱が気として体内を一周するまで決して精をもらしては
いけない。

精をもらしたらもらしただけ、小周天が完成する時聞が遅くなる。


病弱な人の場合、全く不可能になることさえある。


とさらに厳しい書き方になっています。

このように単修法は自分のエネルギーのみを利用して行をおこなうため、
禁欲が必要不可欠になります。

高藤氏はこの点について、

また精力のある人で、小周天ができるまでずっとセックス厳禁ではたまらない、
と思う人がいるかもしれないが、ヨガのように何年もかかるわけではないので、
我慢してもらいたい。

そのぐらい精力のある人なら、せいぜい数カ月、うまくすると数週間もしない

うちに小周天ができる。

このぐらいなら、たいして長い期間とはいえないだろう。


などと書いていますが、わたしのもとにくる人の中には数ヶ月どころか、数年、
いや数十年続けていても小周天が完成しないという人がざらにいます。

そういう人の話を聞いてみると、毎日呼吸法や意識の集中を続けて
いると下腹に温感を感じたりはするようになる。

しかし、それ以上の伸展が無いんですね。

いいところ腰や背中に温感を感じるくらいの変化しか出ないケースが
ほとんどです。

それで小周天をすっぱり諦められる人はまだいいのかもしれませんが、
そうでない人は大変です。

なにせ禁欲が必要不可欠なわけですから、真面目な人ほど

「修行に女は邪魔。」

と考えて異性を遠ざけたりします。

その結果、10代、20代という最も恋愛を楽しむべき時間を
ひたすら禁欲して武息や立禅に費やしてしまう。

それでも結果として、小周天が完成してさらに行がうまい具合に進んで
超感覚が目覚め、望んでいた通りの現実が得られればいいのでしょう

しかし、長い間孤独に仙道に打ち込んで
何も起きなければ、自分の
人生振り返った時に空虚感が残ってしまうのではないでしょうか。

こう考えると仙道ってスポーツに似ています。

わたしが以前、病院に勤めていた時にサッカーのJリーグのユース・チームに
入っているという高校生が試合中に骨折して運び込まれたことがありました。

その時は付き添いで父親も来てMRIを撮ったりしていたのですが、
その親子のピリピリした緊迫感は離れていても伝わってきました。

診察の時も医者に喰ってかかるような雰囲気だったそうです。

後で知ったのですが、その父親は息子がJリーガーを目指してユースチームに
入るために仕事を変えて引っ越してきたらしいです。

そうなると息子本人にも相当なプレッシャーがかかります。

学歴を得るための勉強や恋愛や遊びといった、他の高校生が享受するで
あろう将来の安定や楽しみを犠牲にしてひたすらサッカーに打ち込んで
いるわけです。

それでプロのJリーガーになれれば本人も満足なのでしょうが、怪我で
ダメになってしまえば何も残りません。

わたしにはその親子が、恋愛を犠牲にして仙道に打ち込んでいる人達に
重なって見えるんですね。

こう考えると、仙道もスポーツも何かを犠牲にしなければ結果が得られない
シビアな世界だと思います。

前々回の記事でも書きましたが、高藤氏の著書(特にムーブックス)
は非常に有益な部分が多いのですが、わたしから見ると明らかに
ファンタジーと思われる部分もあります。

そういうファンタジーの部分を信じて、10代、20代を犠牲にしてしまった
方々を見ていると、

「高藤聡一郎氏も罪な人だなぁ。」

などと感じたりもします。

(ただ、そういう生き方を選択したのは最終的には本人の自己責任ですから、
 実際に高藤氏には罪はないのでしょうが。)

このように一般的に行われる仙道の修行法(単修法)は、1人でひたすら
禁欲や呼吸法、瞑想等の修行に打ち込まなければならない性質があります。

そのため、行を続けているうちに自然と他人と疎遠になり、人を寄せ付けない
孤独な波動を発するようになる傾向があります。

孤独な人間には人が近づきません。

仙道修行にひたすら打ち込んでいる人の中には、異性にもてたり、お金持ちに
なることを目的にしている人がいます。

しかし、高収入優良企業に就職したり、自分で起業して成功するためには、
結局は
他人に気に入られり、 人脈を築く必要があります。

このように恋愛も金運も他人とのコミュニケーション能力が重要になるわけですが、
ひたすら一人で修行をしている人は真逆なタイプになる可能性大となります。

これが仙道に打ち込んだ人間が金運や恋愛運が無くなっていくことの
本質だと思います。

そして、こういうパターンに陥った人たちを見てき結果として、

「現実にしっかり向き合いながら効果的に仙道を行うことが
 重要なのではないだろうか?」

と考えるようになったわけです。

ですから、わたしは受講者の方には無理な禁欲や呼吸法、現実逃避に
向かう性質の瞑想は行わないようにアドバイスしています。

波動プログラミングにより、①単修法、②双修法以外の「第③の方法」を
提示するわけです。

これがわたしが目指す「実用的サイキック覚醒」の骨子なのだなと、
この文章を書いていて再確認しました。

次回は引き続き「陽気の発生」について説明します。



 つづく


※次回の記事更新日は11月20日になります。



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