仙道の2つの修行法 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「高藤聡一郎が描いた未来 」です)

 仙道の2つの修行法
 

前回の記事では、

①仙道で小周天(=体内の正中線上にある任・督脈という経絡に気を
 流す行法) を行っている人のほとんどは、仙道研究家 高藤聡一郎氏の
 著書を参考にしている。

②高藤氏の著書(高藤本)で紹介されている修行法は、伍柳(ごりゅう)派と
 呼ばれる仙道の一派の行システムを中心に組み立てられている。

③伍柳派は今から230年ほど前に誕生し、伍仲虚、柳華陽といった
 仙人たちはそれぞれ200歳、100歳以上の長寿であった。

という事を説明しました。

この伍柳派の行システムの特徴は自分自身の気のみで修行を進めて
いく点にあり、仙道では「単修法」と分類します。

この「単修法」に対して、(修行者が男性の場合に)女性の気を
体内に取り入れることによって気を高めていく行システムを「双修法」
と呼びます。

この「双修法」は一般的には「房中術」と呼ばれ、高藤氏はかなり
研究していたようで、著書「仙道錬金術 房中の法」において
詳しく解説しています。

仙道の行の中に房中術という分野がある・セックスを利用して仙道の
行を進めていく技法だ。

かくいう私も仙道を始めた当初は、房中術=セックステクニックと
考えていた。

真面目な仙道の行、つまり内功(気を体内に流す行法)などから見れば、
魅力的だがエロチックで不真面目な行としか思えなかったからである。

しかし、仙道というものが本格的にわかりだしてからは、これはとんでも
ない誤解であることに気づいた。

房中術は決してセックステクニックではないのだ。

とくに奥深いそれは、仙道の起源、仙道の存在理由、隠された真の
テクニックといった、仙道の根幹に関わることを含み、さらには、タントラ
ヨーガ、西洋の錬金術といった、ほかの神秘行の分野とも密接にからみ
合うものである。

その世界はすばらしく奥深い.この世界に足を踏み入れることができた人は、
おそらく神秘行の秘密をつかみ、生命の本質を知り、ありとあらゆることが
できる人、アデプト(達人)へと変身するはずである。

とはいっても、われわれ現代人、いや本当に仙道をマスターした中国の
古代人を除いては、当の中国人でもこれを理解している人は大海の水の
一滴ほどだ。

もちろん、そんなことをてっとり早くマスターできるように書いた本などは、
古今東西を通じて一冊もない。


高藤氏の熱の入り方が伝わってくるような文章です。

わたしが学研の仙道シリーズを読んでいると、(これは母体の雑誌「ムー」の
表紙を書店で見れば分かると思いますが)多少内容を誇張したような
ファンタジー的要素を感じることがあります。

おそらく高藤氏も学研の仙道シリーズについては、あえて大人の事情を
考慮して執筆していた部分があったと思います。

しかし、「仙道錬金術 房中の法」についてはそのような要素は感じません。

高藤氏にとってもかなり思い入れのある著書だったのではないでしょうか。

とは言っても、わたし自身この本が発売された1992年に読んだときには、
内容をよく理解できませんでした。

それが実体験を伴って理解できたのは10年以上の月日を経て、

経絡小周天⇒深部小周天⇒丹道周天⇒クンダリ二ー覚醒

と行が進んで大周天へと移行するレベルになった時です。

わたしのもとにはよく、

「瞑想中に尾骨からエネルギーが上昇して頭頂を突き抜けました。」

「轟音とともに光に包まれる体験をしました。」


という体験をした方からメールが寄せられたりします。

その内容をよく読んでみると、

「クンダリ二ーエネルギーが上昇して頭頂を突き抜けた」
    ↓

 「自分は大周天に到達した。」


と考えている人がほとんどです。

しかし、実はこれが落とし穴なんですね。

わたしから見ると、そういった体験はただ単に

「クンダリ二ーエネルギーが上昇して頭頂を突き抜けた。」

だけに過ぎません。

その証拠に、クンダリ二ー体験をした人のほとんどは一時的に不思議な
感覚や能力が発現したりしますが、それらは徐々に消えてしまいます。

(こちらの記事をご参照ください)

    ↓

至高体験


「疑似クンダリ二ー・エネルギー」


特に人生が大きく変化がするわけでもありませんし、かえって体調を
崩して生活レベルが悪化する人の方が多いくらいです。

それはなぜかと言えば、

①クンダリ二ー覚醒から大周天への移行に必要な気脈の開発
 (深部小周天・丹道周天)が出来ていない。

②クンダリ二ー覚醒と大周天の違いを理解していない。

③移行のために必要な具体的な方法を知らない。

などといった理由が挙げられます。

そして、②③の基本となる原則が、

「エネルギーの変換」



「チャネリング」

です

わたしの場合は宇宙系・異次元系のエネルギーと繋がっているので、
仙人系の高藤氏とは内容に多少の違いがありましたが、この2つの
原則については共通する体験がありました。

また、わたしの受講者の一部の方々も同様の体験をしています。

ただ、これ以上「クンダリ二ー覚醒と大周天」について書くと、
前回の記事のように、本来のテーマである「深部小周天」から
逸脱してしまいます。

ですから、いずれ機会を改めて説明する事にしますが、要するに
「単修法」「双修法」にはそれだけ効果に大きな違いがあるという
ことです。

そして、小周天を志すほぼ100%の修行者が行っているのは
伍柳派の「単修法」です。

この「単修法」については以下のような記述があります。

開薮(小周天のルートを開くこと)を行うには、丹田に十分、陽気を
集める必要がある。

どのくらいかというと、下腹にアイロン(決して誇張ではない)か何かの
ような熱い気の塊(これが陽気)が出て、それがボンボン震動する
(これも誇張ではない)くらいである。

こうなるや、陽気はものすごい勢いであちこち動きだし、最後に会陰に
向かって突進し(これも誇張ではない)、さらに尾間へと流れていく.

もし、十分なパワーさえあれば、頭頂の泥丸まで直上するのも
夢ではない。

単修法の場合、ひとりでやるため(自分自身の陽気しか使えないから)
こうなるまでに大変なトレーニングが必要だが、陰陽双修は相手の陽気
(とくに女性の内部陽気は強い)を使うため、これがわりと簡単にできる.

このように「単修法」は効果を出すためには多大な努力が
必要となります。

わたしの受講者にも高藤氏のもと小周天を修行していたという方が何人か
いましたが、話を聞いてみると高藤氏の弟子の中でも実際に陽気を発生
させて経絡小周天完成まで行った人はなかなかいなかったそうです。


 つづく



 ※次回の記事更新日は11月1日になります。



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