(前回の関連記事はこちら です)
願望実現法は2種類に分けられる
ここでは願望実現法を
①古来より伝わる霊的な方法
②潜在意識を活用した現代的な手法
の2種類に分けて考えてみます。
①古来より伝わる方法では、気(波動)というエネルギーを利用して
願望をかなえます。
気(波動)は、オーラ・幽体(アストラル体)・低級霊・高級霊・精霊・神仏と
いったさまざまな形で存在していて、「特定のエネルギーを呼び寄せる」と
いう性質を持っています。
古来より伝わる呪術・魔法・宗教儀式はこの「エネルギーの呼び寄せ」を
利用して願望の引き寄せ現象を引き起こします。
しかし、こういった方法は時代が下るにつれて「非科学的」「迷信」とされる
ようになりました。
その替わりとして が登場したのが、②潜在意識を活用した現代的な手法です。
これは成功法則・自己啓発に代表される潜在意識に願望メッセージを刻み込む事
により、自分の行動・心理状態を変えつつ願望を引き寄せるという方法です。
こちらは心理学的な体裁をとっていますので呪術や魔法よりは現代人に
受け入れやすくなっています。
しかし、実は2つとも形は違えど本質的には同じものなんです。
「潜在意識=アストラル界」である
実は、オカルトで言うアストラル界(=霊界)と心理学で言う潜在意識は
同じものなんです。
詳しくはこちらを見ていただきたいのですが、
→「この世の仕組みを知っておくことが重要です。」
人の意識は①日常意識→②潜在意識→③集合的無意識というように
意識の深さにより大きく3つに分類されます。
一番浅い意識である①日常意識では、わたしたちは自分自身を自覚する
自我を持っているために、他人の意識とは切り離されています。
しかし、次に深い②潜在意識では、自我が薄れるために他人の意識との
境界が薄くなります。
(これは睡眠中に夢を見ている時に意識がぼんやりしている感覚です。)
そして、②潜在意識では、縁の糸というネットワークによって他人の意識と
つながることによって、インターネットのようにお互いの情報を交換するため
の場を形成しています。
(願望の引き寄せはこの縁の糸というネットワークを利用して実現します。)
この潜在意識の世界を古代の人たちは霊界・アストラル界と呼んでいました。
そして、精霊・神仏・天使・悪魔といったさまざまな存在を意識エネルギーを使い
投影していったんですね。
これはネット上に形成された仮想世界にさまざまなバーチャルな存在がいるのに
似ています。
このように潜在意識(アストラル界)にはたくさんの霊的存在がひしめき合っていて、
ネットワークを通じて我々の人生に影響を与えているんです。
現実は深いところから生み出される
現実に起きる出来事は、現実化する前に潜在意識(アストラル界)で
現実のひな型が作られていて、それが時間をかけて物質化します。
そして、ひな型が作られた場所が深ければ深いほど現実で大きな変化を引き起こします。
②潜在意識のさらに下の③集合的無意識ではわたしたちの意識は民族単位で
巨大な意識場を形成しています。
心理学者のユングは、第2次世界大戦がはじまる前の10年間に診察した多くのドイツ人の
患者の夢が、「ラグナロック」という世界の終末で神々と巨人族が争い滅びてゆく
北欧神話の内容を語っていることを発見しました。
そしてユングはこれをゲルマン民族の集合的無意識が、これからドイツ人が自己破壊を
行う事を暗示していると考え世界破局を予言しました。
この予言はナチスドイツによる第2次世界大戦での敗北として現実化しました。
このように現実の出来事はすでに潜在意識(アストラル界)や集合的無意識で
形作られているんですね。
しかし、個人レベルでの金運・恋愛といった願望達成を目指すのなら、集合的無意識に
願望を刻み込む必要はありません。潜在意識レベルで十分です。
といいますか、潜在意識にメッセージを刻み込むのもなかなか大変な事なんです。