Daughters of Albion 再発

Daughters Of Albion
Daughters Of Albion -Reissue + Bonus Tracks-
以前FalloutなどからCDが出ていた西海岸の男女デュオ、Daughters of Albionの唯一作が、モノシングルミックスのボーナス2曲を追加して、Now Soundsから正規リイシューされます(10月29日発売予定)。
サンシャインポップ系のコンピなどで見かけるGas Company(Gas Co.)の名で、Reprise他から数枚のシングルをリリースしていたGreg DempseyとKathy Yesseのコンビは、Gregの友人だったLeon Russellのプロデュース&アレンジのもと、Daughters of Albionとして1968年に本作をFontanaからリリースします。ダウナーなイメージのジャケとは裏腹に、アルバムはストリングスやホーン入りの、「サージェントペパーズ」からの影響が色濃い、アッパー系のポップサイケ~フォークロック作品となっています(バックの演奏にはJesse Ed DavisやCarl Radleらが参加)。
Gregの手による楽曲は手堅いというか、やや普通っぽい面もありますが、素晴らしくチャーミングなKathyの歌声と、レオンによる偏執的ともいえる職人気質のプロダクション/アレンジが、独特の奇妙な肌触りを与えている一枚です。ちなみに、その後Kathy YesseはKathy Daltonの名で、Gregのプロデュース/楽曲提供によるソロアルバムを70年代前半にリリースしています(バッキングにLittle Featが参加していて、そのスジには名が知られているらしい)。
Track Listing :
1. I Love Her And She Loves My
2. Still Care About You
3. Yes, Our Love Is Growing
4. Candle Song
5. Ladyfingers
6. Sweet Susan Constantine
7. Hats Off, Arms Out, Ronnie
8. Good To Have You
9. Well Wired
10. Hey, You, Wait, Stay
11. Story Of Sad
12. 1968: John Flip Lockup (Medley)
Bonus Tracks :
13. Well Wired (Mono 45)
14. Story Of Sad (Mono 45)