Peter Iversの未発表アルバム発売 | サイケデリック漂流記

Peter Iversの未発表アルバム発売

no image
Peter Ivers
Take It Out on Me

レココレ・サイケ号でデビュー作の"Knight of the Blue Communion"(1969)が紹介されていたPeter Iversの幻のセカンドアルバムが米Wounded Birdから正規リリースされます(7月7日発売予定)。

これは1970年に録音されながら、レコード会社(Epic)からの発売拒否に遭い、お蔵入りとなっていた「ロストアルバム」といえる作品。1971年にシングルB面としてリリースされ、のちにCDのボーナストラックに収録された"Clarence O'Day" のみ既発ですが、他は昨年リリースされた未発表音源集の"Untold Stories"にも収録されていなかった、完全初出音源とのことです。ちなみに、女性ボーカルは前作のYolande BavanからAsha Puthliという人に交代しています。

Tracks:
Substitute Teacher
Memphis Sly
Make Me
Total Eclipse-Part 1
Take It Out On Me
Clarence O'Day
Scar Song
Total Eclipse-Part 2

また、Warner移籍後のカルト的名盤"Terminal Love"(1974)、元Spooky ToothのGary WrightやCarly Simonとのコラボでメジャーに接近した"Peter Ivers"(1976)、謎の死(撲殺された?)後にリリースされた編集盤"Nirvana Peter"(1986)も同時に再発されます。

no image
Peter Ivers
Terminal Love

no image
Peter Ivers
Peter Ivers

no image
Peter Ivers
Nirvana Peter


下の動画はデヴィッド・リンチの映画「イレイザーヘッド」の一シーン。映画観たあと、この"In heaven, everything is fine ..."が頭にこびりついて離れなかった人も多いんじゃないでしょうか。私はずっと後で知ったんですが、これはPeter Iversのペンによる曲です(作詞はDavid Lynch。のちに多くのアーティストがカバーしている)。

サイケデリック漂流記