Cuff Links 再発

Cuff Links
Tracy
バブルガムポップ~ソフトロックの名盤として人気の高いCuff Linksの"Tracy" が8月25日にCD再発されます。以前出ていた日本盤に、さらに5曲のボーナストラックが加わって、全17曲となっている模様です。
カフリンクスは表向きは男性7人のグループということになっていますが、実際は東海岸のスタジオプロジェクト。Paul VanceとLee Pockrissによるプロデュース/ソングライティングチームに、ArchiesやEighth Dayの仕事でお馴染みのRon Danteによるボーカル、Rupert Holmesによるアレンジ/キーボード、一流セッションマンによる演奏によって、1969年に制作されました。よくある話ですが、グループの7人は、"Tracy"のヒット(全米9位、全英4位)を受けてアルバムが制作されたのちに「でっち上げられた」メンバーです。
タイトルナンバーのようなバブルガムチューンのみならず、メロウ&メランコリックな曲もけっこうあって、ソフトサイケファンにもアピールするような内容になっています。なんといっても、ロン・ダンテのボーカルワーク(バックコーラスもひとりで多重録音)が素晴らしく、本人名義ではまったく売れなかったのが不思議に思えます。