The Contents Are / Through You
昨秋から連載してきた「境界サイケ特集」は、一応前回で終了ということにさせていただきます。本当は「60年代映画のサントラ」なんかも取り上げたかったのですが、"The Trip", "The Minx", "Easy Rider"といった基本アイテムをのぞいては、権利関係とかでCD化されていなかったり、CDが出てても現在入手困難だったりで、思ったようにネタがそろいませんでした(当方で扱うのは「CDで入手可能なもの」というのが基本方針のため)。ということで、ジャズ系、ストリングス系、エキゾ系など、候補に挙がっていたアルバムともども、また別の機会にアップしたいと思います。

The Contents Are
Through You
さて、先月ShadoksからCD再発されたThe Contents Areの"Through You"、評判いいみたいですね。Contents Areは、当時まだ高校生だったIowa産の4人組。これまで知られていたのは2枚のシングル(*1)のみで、わずか100枚だけプレスされてライブ会場で配布されたというアルバム(1967)は、その存在が噂されていただけでした。
その"One of the most obscure and rarest garage LP"が数年前に発見され、めでたくCD化となった運びです(CDにはアナログ再発盤未収録のシングル4曲がボーナスとして追加)。ジャランジャランと鳴るByrds風ギターに、ナイーブで繊細なボーカルハーモニー。ガレージサウンドながら、ほどよくポップな楽曲(全曲オリジナル!)。ほとんどデモテイクのような瑞々しいライブ感。ピュア&イノセントでメロウなサイケ/フォークロックが堪能できます。
紹介記事には比較として、Rising Storm, Mystery Meat, Bachsなんかの名前が挙がっていましたが、ほかにもNew Tweedy BrosとかBluethingsなんかを連想させるところもあります。これらの名作群にも勝るとも劣らない、新たなガレージ・クラシックとなる予感を秘めたような内容となっています。
*1
"Dirty Water - The History of Eastern Iowa Rock Vol.2"というコンピに "Direction of Mind"が、"Quagmire Vol.4"というコンピに"I Don't Know"が収録されている。

The Contents Are
Through You
さて、先月ShadoksからCD再発されたThe Contents Areの"Through You"、評判いいみたいですね。Contents Areは、当時まだ高校生だったIowa産の4人組。これまで知られていたのは2枚のシングル(*1)のみで、わずか100枚だけプレスされてライブ会場で配布されたというアルバム(1967)は、その存在が噂されていただけでした。
その"One of the most obscure and rarest garage LP"が数年前に発見され、めでたくCD化となった運びです(CDにはアナログ再発盤未収録のシングル4曲がボーナスとして追加)。ジャランジャランと鳴るByrds風ギターに、ナイーブで繊細なボーカルハーモニー。ガレージサウンドながら、ほどよくポップな楽曲(全曲オリジナル!)。ほとんどデモテイクのような瑞々しいライブ感。ピュア&イノセントでメロウなサイケ/フォークロックが堪能できます。
紹介記事には比較として、Rising Storm, Mystery Meat, Bachsなんかの名前が挙がっていましたが、ほかにもNew Tweedy BrosとかBluethingsなんかを連想させるところもあります。これらの名作群にも勝るとも劣らない、新たなガレージ・クラシックとなる予感を秘めたような内容となっています。
*1
"Dirty Water - The History of Eastern Iowa Rock Vol.2"というコンピに "Direction of Mind"が、"Quagmire Vol.4"というコンピに"I Don't Know"が収録されている。