第2回 アソシエイション | サイケデリック漂流記

第2回 アソシエイション


アーティスト: The Association
タイトル: Birthday

アソシエイションといえばソフトロックの代表選手みたいな感じで、サイケ度は低いと思われるかもしれませんが、私はいわゆる「どサイケ」アイテムと並べて聴いても違和感はないんですね。

サイケデリック・ミュージック=アシッド・ミュージックとするなら、ハイな気分になったり、逆に麻酔的に神経を鎮めたり、簡単にいえばヤバいクスリを飲まなくてもイイキモチにさせてくれるような音楽ならサイケだと言えるし、単にこの時代のフラワーな雰囲気を現出させて楽しい気分にさせてくれるようなものも、私にとってはサイケなんです。

このアソシエーションは(特にそのハーモニーは)麻酔的にいい気分にさせてくれる部類なんですが、ソフトロックの大将みたいなカート・ベッチャーがプロデュースしたデビュー作(邦題「チェリッシュ」1966年)が一番サイケっぽい感じがするのも面白いところです(「アロング・カムズ・メアリー」はマリワナについて歌った曲)。

ソフトロックとしての完成度・人気度としてはこの4作目の「バースデイ」が高いようですが、私は1stの「チェリッシュ」の方をよく聴きます。ただ、残念ながらそちらはいま廃盤になっているようで、中古屋で探すかオークションに出るのを待つしかないようです。

追記:
1stがCD再発されました。


The Association
And Then...Along Comes the Association