「秋葉原ベンチャー社長とその仲間たち」


たぶん・・・


好みの問題なのでしょうが・・・


私は、タクシーが好きではありません。


特に・・・


私は、スピードを出すタクシーが嫌いです。

タクシードライバーの皆さん!


御免なさい m(__)m


モチロン、

素晴らしいドライバーも沢山います。


けれども・・・


今までの経験から・・・


怖いのです。




もちろん、

目的地に早く着くという努力は

必要だと思います。


でも・・・そのためには、

道選びのプロにならなくてはいけません。


高速か・・・


一般道か・・・


抜け道か・・・


この時間は、

一般道の方が早いとか・・・


少し遠回りになるが

時間が短縮できる方法を心得ているとか・・・


もの凄くややこしい抜け道を

熟知しているとか・・・


そういうことが、

プロフェッショナリズムだと思うのです。


急いでいるのか、どうか。


料金と時間の

どちらを優先するのか。


そのくらいは

最初に聞いてもいいと思います。


私の場合・・・


余程、

急いでいるときを除いては、
時間は気にしません。

何よりも、

乗り心地を優先して欲しいと思います。


にもかかわらず・・・


早さは全てに優先すると
勝手に思い込んでいる運転手さんが多いのです。


でもそれは・・・


顧客への思いから来ているのではない、
といつも感じるのです。


急発進したり・・・


カーブでスピードを落とさなかったり・・・


ギリギリまで、

スピードを落とさずに急ブレーキをかけたり。


そんなことをして、
いったい何分時間が縮まるというのでしょう。


荷物は転がるし・・・


気分は悪くなるし・・・


乗り心地は、最悪です。



そして何よりも・・・


その運転は

顧客のために

トバシテイルのではないということ。

ただ単に、

気が短いから・・・そのような運転をしているのです。


私は、乗り心地を優先したいので、
あまりにも飛ばそうとする運転手さんには

ハッキリ言います。


「すみませんが、

 急いでいるわけではないので
 ゆっくり運転してください」と・・・


すると・・・


ほとんどの運転手さんは

凄く嫌な顔をします。


せっかく親切で

急いでやっているのになんだよ!


俺は

トロトロ運転することなんかできないんだよ!


お前みたいなやつがいるから、

道路が渋滞するんだよ!


・・・とでも、言いたげです。


(モチロン、そんなことは言って来ませんけど・・・)


そして・・・


ゆっくり運転して欲しいと言っているにもかかわらず、
結局は・・・荒っぽい運転に戻っていくのです。


彼らは

乗り心地のいい運転など

できないのでしょう。


それは・・・

技術というよりは

性格の問題です。



気が短くて怒りっぽい。


それは、乗客にとって

非常に迷惑な話です。



この間も・・・こんなことがありました。


左前方を走っていた車が

車線変更して・・・


私の乗っていたタクシーの前に

入ろうとしたのです。


それは・・・中年の女性が

運転する車でした。


ウインカーを出して、

ゆっくりとタクシーの前に入ってきます。


結構、距離も開いてましたし、
入れてあげればいいと思うんですよ。


でも・・・そのゆっくりとした運転が

気に入らなかったのでしょう。


タクシーの運転手は、

スピードを上げて
進入を阻止しようとしました。


でも、結局・・・阻止することは

できなかったんです。


結構、

距離が開いていましたから・・・


猛スピードで

距離を詰めていたタクシーは・・・


女性が

運転する車のギリギリまできて、

急ブレーキをかけました。


私は、

前の座席にぶつかりそうになるのを

何とかこらえましたが・・・


もう、

よれよれの状態でした。



進入を阻止できなかった運転手は
不愉快極まりないという形相で・・・前方を睨み・・・


これ以上出せないくらい大きな・・・

「っち」という舌打ちをしました。


そして、振り返って・・・


私に、こう言いました。


「すいませんねお客さん。

 本当に、どうしようもないですね・・・
 女のドライバーっていうのは・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



私には・・・


返す言葉も・・・


ありませんでした。



彼の心を要約すると、

こういうことです。



「あなたのために、

 全力で侵入を阻止しようとしましたが
 駄目でした。

 その代わりに、

 思いっきりビビらせてやりました。
 100デシベルくらいの『っち』もぶつけてやりました!」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



恐ろしいほどの

コミュニケーションギャップです。



ビビったのは彼女の方ではなく・・・


私の方ですし・・・


100デシベルの『っち』も

私の脳みそに響いていました。



・・・コノギャップハ、ドウヤッタラ、ウマルノダロウ・・・



イライラと・・・


諦めと・・・


想定外のリアクションに・・・


「なんだかなあ~orz。」


そんなコトバだけが、

反響していました。