新しい工房も壁、床、屋根ができて、狭いなりにも段々とそれらしくなってきました。
冬の澄んだ空気に、木の香りが清々しいです。
そのままでは壁が薄いので、桧や松などの材木を積み重ねてストックし、空間を作って断熱と防音の効果を狙います。
ロッカーテーブルを仮組みしてみました。
どうにかこうにか作業できるものの、幅がギリギリすぎて、お腹がつっかえそうです。
ロッカーテーブルの下に座って作業しても、ヘッドスペースが十分にとってあるので特に圧迫感は感じません。
上から日光がそのまま射し込むのも◎。
工房を作っていて気がついたのですが、人間は最低限、自動車の運転席と同じくらいのスペースが確保できていれば、窮屈さを感じずに長時間座っていられるみたいです。
飛行機の中が窮屈に感じるのは、実際の座席の広さよりも、むしろ前方の視界が遮られているからで、だから小さな窓からでも外の景色が見えていたり、更に小さな液晶画面で映画を観ていたりするだけで、気が紛れるんです。
目が疲れた時は、しばらく向かい側の山の木を眺めることで、遠くに焦点を合わせて目を休めることもできます。
前回の工房は、シェイプルームということであえて自然光を遮り、蛍光灯の灯りが常に一定の光量であたるようにしたのですが、そのせいで昼間でも洞窟の中で作業しているようでした。
今回の工房は、広さとしては潜水艦の内部くらいしかありませんが、自然光がふんだんに射し込むために、ずいぶんと開放的に感じます。
明るい気分で作業できたほうが、良いものができるでしょうから、結果オーライですね。希望が見えてきました。