地球が温暖化しているかどうかは、よくわからない。
クライメート・ゲートみたいなインチキがあったのは事実だし、都市化やコンクリート被率の上昇のせいでデータそのものが正確に取れないということもある。
仮に温暖化しているとして、それが人類による二酸化炭素排出が原因かどうかは、よくわからない。
二酸化炭素濃度と気温の相関関係を表すようなグラフはよく目にするけど、だからと言ってそこに因果関係があるかどうかはわからない。
さらに、温暖化が進行したとして、それが人類全体にとってネットでマイナスになるのかプラスになるのかは、わからない。
海面上昇で被害を受ける地域もあるだろうが、温暖化でシベリアの永久凍土が融けたりしたら、ロシアの南下策なんてものがなくなったりして、世界平和にはプラスかもしれない。
さらにさらに、温暖化による被害が甚大だったとして、ならば温暖化を食い止めたほうがいいのか、あるいはそんなことにコストはかけず、大防波堤を築いて海水の流入を阻止するほうが安価に上がるのか、そういう比較の議論もされていない。
そして、それより何より、仮に二酸化炭素の排出量を減らしたとして、温暖化に歯止めがかかるのかどうかがわからない。
自然界には、いちど慣性がついてしまうと、あらたに力を加えなくても継続してしまう運動はいくらでもある。
温暖化とやらがそれでないという保証は、何もない。
そういう、わからない、わからない、わからない、何もわからないことのために、どんだけのコストをかけようとしているのか。
よその国がやるのは勝手だが、世界一のエネルギー効率を実現している日本が、わざわざそんなものに参加する必要はまったくない。