#3006 資源 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう


PROPANEGAS
『日本は世界1位の金属資源大国』 平沼光


読み始めて5分、やっちまったなあ、と想った。


都市鉱山にかかわる、いわゆる“リサイクル”の話。


退屈極まりない。


リサイクルはいつも、退屈で、胡散臭くて、頭悪そう。(アルミ缶とか、例外もあるけど)


どうしようかと想うほどだった。


読むのをやめて、きれいな内にブックオフに持っていこうかとも考えた。


だけど、ガマンして読み続けてよかった。


後半部分、日本の海洋資源の話は、かなりおもしろかった。


ウランでもリチウムでも、日本近海には消費量の何百倍もの資源が溶け込んでいるらしい。


これを採取できれば、エネルギー問題もレアメタル・レアアース問題も、ほとんどが片付く。


もちろん、それだけの技術を開発するのは簡単ではないけれど、日本に「ある」のと「ない」のとでは全然違う。


日本は島国だと言うけれど、面積で言うなら、それ以上に海国、海洋国家だ。


鉱物資源に限らず、海をどうやって有効活用するのか、あれやこれや妄想を膨らませているだけでも、元気が出てくるというもんだ。