世界地図の下書き/朝井リョウ
<2014-15>
昨年1月に『何者』で直木賞を受賞した、
朝井リョウさんの
受賞後第1作です。
プロの作家としての文筆活動は、
受賞後の方が大変だと聞いたことがありますが
この作品は、そんな期待を裏切らない
素晴らしい作品だと思います。
つらい時に苛酷なその環境から
“逃げる”選択肢も有りだということを、
教えてくれているこの作品は、
つらく苦しい思いを抱えている人に対して、
希望への道標となり、
明日へ臨むエールになるように感じます。
スタジオジブリの近藤勝也さんが描いた、
表紙のイラストにもそれが表れています。
また良い作家さんの本に出会えました。
前にも書きましたが、苦しい時には
ノンフィクションのビジネス書よりも、
フィクションの小説に救われます(^-^)