カルモアの嗅覚測定精度の評価はいかに!? | 臭気判定士の激闘

臭気判定士の激闘

国家資格:臭気判定士がお送りする、消臭と脱臭対策について。悪臭苦情との闘いの日々。
キレイな空を目指して、株式会社カルモアの全コンサルタントが執筆しています。


「におい」の仕事をさせて頂いている上で切っても切り離せない重要な事項として、
「においを数値化する」という点があります。

においの数値化にはいくつか方法がありますが、
その中でも法で定められている最も公的な方法が「嗅覚測定法」です。
嗅覚測定法で臭気濃度を算出するための国家資格として「臭気判定士」がありますが、
カルモアでは社員の半分以上がこの資格を保持しています。

会社として嗅覚測定における測定精度がきちんと保たれているか評価・確認するべく、
今回、公益社団法人におい・かおり環境協会実施の
クロスチェック及び嗅覚測定法技能向上研修会に参加しました。

講習会資料


嗅覚測定法について初めて聞く方はだいたい驚かれるのですが、
においの強さを数値化する際は、人間の鼻を使います。

オペレーター


パネル

におい物質は多種多様であり、現状では人間の鼻よりも
高い精度でにおいの強さを数値化できる方法がないためです。
しかし、嗅覚はやはり感覚的な部分であり個人差もあるため、
その測定精度を保つためには様々な管理が必要です。

その測定管理が正しいかどうか判断するため、
毎年「クロスチェック」が行われます。
「クロスチェック」とは濃度不明なニオイガスが参加機関に配られ、
その臭気濃度を各機関測定し、
その結果を「正しいと見なされる値」と比較してどうか評価するものです。
そしてその集まった各機関の結果をもとに、
精度管理のための技能向上研修会が開かれます。

今年は125機関が参加されたようですが、
カルモアもこのクロスチェックに参加した結果、
測定方法、ばらつき、かたよりともに満足できる結果であるとの判定を頂きました!
(とりあえず、ほっ。。。)


ニオイの対策・調査をする場合、
まずは正確なにおいの数値化が基本となります。
今回のクロスチェック結果及び研修会での発表内容をもとに、
さらに測定精度を高めていけるよう取り組んでまいります!!

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