インド編① | study-log

インド編①

ついにインド到着です。

うるさくて、臭い飛行機を乗り、やっとたどり着きました。


デリー空港に降りて、最初に驚くことは、到着ロビーにいる人の多さ。

日本人はお金を持っているということが分かっているのでしょう。日本人を見かけると一斉に「ジャパニー!」と呼びかけてきます。

その声にドキドキしながらも、プリペイドタクシー乗り場へ。

順番待ちで並んでいると、カウンターの中から1人の青年が近づいてきました。

「ここでOKだから行き先を教えてくれ。」

インドでは並ばなくてもいいんだと思った僕らは、このお兄さんに言われるがままタクシーまで。

思えばこれが全ての失敗の始まりだったのです。


タクシーに乗り、とりあえず事前に予約してあったホテルまで。
アドレスが分かっていたので、それを頼りに行ったのですが・・・


突然ドライバーが

「このアドレスではホテルの正確な位置が分からん!!」

「その辺の人に聞いてやるから待ってろ!」

というような内容のことを話しました。おとなしく待っていると、

「分からないから、近くのインフォメーションセンターに連れて行く。」

といった展開になってきました。


はじめは「インド人はなんて親切なんだろう。」と思っていたのですが、連れて行かれた先はおかしな観光会社。

地球の歩き方には「インドは詐欺が多い!気をつけろ!」といったことが書かれていましたが、そのときの僕らは長旅と深夜という時間帯に疲れていたのでしょう。

頭の回路が正常に働かなかったことが失敗でした。


そこでホテルの連絡先を聞き、電話をしてみると驚きの一言が。

「クレジットカードでの引き落としができず、予約をキャンセルしたよ。」



えっ・・・



ということは宿無しです。



今から思えば、ここからすでにインドの嘘が始まっていたのでしょう。

宿の無いことに焦った僕らは、他のホテルを探そうと、電話を始めました。

しかしホーリーが近いということもあり、どこのホテルも満室。かろうじて空いているのはスイートルームや、インターコンチネンタルといった高級ホテルのみ。
(→電話をしていた友人が言うには、全て同じ対応方法で今思うと同一人物が全てのホテルマンとして出ていたような怪しい感じがしたらしいです。)

途方にくれていると、その観光会社の人が

「ツアーに入れば、今から出発して朝にジャイプルという都市に到着できるぞ。その後はアグラーでタージマハルを見学してデリーに帰ってくるというものだ。」

若干怪しいと感じながらも、今から宿を探す気力もない僕らは言われるがままに。

タージマハルや他の遺跡も見れ、ホテルもついているということだったので、まあいいかと思ってしまったのです。

さらに、不安げな僕らを安心させるように、今までのツアー参加者を見せてくれました。
沢山の旅行客のパスポートのコピーやクレジットカードの控えなどを見せられ(中には日本人もチラホラと)少し安心。


そして決済です。


お値段なんと580ドル


高いと思いながらも、それで支払をしてしまったんですよね。。

よく考えればよかったと今更ですが後悔してます。


しばらくして専属タクシーが到着し、車に揺られながら僕らのインド初夜を終わります。

まだ到着して数時間ですが、かなり疲れた。。



これからインドへ行く人へ声を大にして言いたい。

初日のホテルは送迎付きの宿を予約しておくこと!!
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