講師と標準偏差<その19> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

無料で講師スキルが身につき、講師経験・講師実績が得られます

講師インターン制度<選抜クラス>

実際の研修における講義では、その講師の性格が如実に

表れます。これは大きく分けると「人前で話すのが好きなタイプ」と

「人前で話すのが苦手なタイプ」の2つになります。外向的な人と

内向的な人といってもいいでしょう。


それぞれのタイプともに、長所もあれば短所もありますから、

その長所を生かし短所を表に出さないような工夫が必要になります。

何も考えず、素のままの自分で講義をしてしまえば、講師としての

標準偏差は大きくマイナス方向にぶれてしまいます。逆に、上手く

その長所のみを見せるこができれば、標準偏差はプラス方向にシフト

していくことになり、リピート依頼を得て食べていくことにつながります。


・その場の思いつきの話をする
・余談に入ると延々と続ける


といったマイナス要素は、「人前で話すことが好きなタイプ」の講師に

起こりがちなものです。元々、話すのが好きでたまらないわけですから、

大勢の前でも言いたいことが言えるのです。しかし、その長所が仇となり、

無防備になってしまうのです。


特に緊張することなく人前で話すことができるわけですから、ぶっつけ本番

でも十分に講義ができます。したがって、緻密な講義の組み立てを考える

ことをせず、知識の習得や確認が準備であると勘違いしやすいのです。

また堂々と話すことができますから、受講者の心理を考えることをせずに、

独りよがりの話し方になってしまいがちです。


これによって、準備不足による思いつきの話をしたり、余談をしだすと

楽しくなって、受講者の気持ちを無視して延々とそれを続けるようなことに

なってしまうのです。


その結果、面白いと感じる受講者がいる半面、反感を持つ受講者の数も

増えてしまいます。これはその講師の程度にもよりますが、反感を持つ

受講者が相当数にのぼるとクレームになってしまうことも起こります。


いずれにしても、準備をしないで講義に臨んでしまえば、本来上手くいく人で

あっても必ず失敗するものです。素のままの自分をそのまま出すようでは、

商売として成り立ちません。いかに受講者を引き付け誘導していくか

ということを考えた緻密な計画が必要になるのです。



当社の無料メルマガです。時間だけかけて、まったく準備をしていないという講師が多いです。