講師と標準偏差<その6> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

10月・11月の東京・大阪の講師は、すべて当社の講師講座の卒業生です。






業として行う講師の基本は「話をすること」ではなく、

「話を聴いてもらうこと」です。


したがって、以下のようなマイナスイメージを持たれてしまう

原因は、この基本がわかっていないことによります。


・受講者を無視して自分の話したいことばかり話している。

・受講者の反応を見ていない(受講者に目線を合わせない)。

・自分の自慢話をしている。


悪気はなくとも、自分が一生懸命に話そうとすればするほど

このようになってしまうのです。自分の話に集中すれば、

当然、相手の様子をうかがうことはおろそかになり、ましてや

相手の心理を考える余裕などなくなってしまいます。


「講師は話すことが仕事であり、その話をよいと思ってもらえれば、

評判が良くなって次の仕事が入ってくる。」という考え方は誤りであり、

「講師は話を聴いてもらうことが仕事であり、その話に満足して

いただければ、また聴きたいと思ってもらえる。評判は結果である。」

といのが正しいのです。


似たようなものだと思われるかもしれませんが、前者は自分が主体であり、

後者は相手が主体であるという根本的な違いがあります。この違いを

十分に理解していれば、当然、次のように心がけるはずです。


・受講者が聴きたい話をする。

・受講者のリアルタイムの反応に注意する(常に受講者のほうを向く)。

・自分の自慢話と取られないような話し方をする。


ここで申し上げている講師とは、学校や研修会社に雇われている「講師」

ではありません。常時日雇いという立場にあり、自分の力のみで

リピート依頼を得て食べていくプロの講師のことです。


これはプロ野球の選手などと同様に1回の舞台の成否により、

その後の収入・生活がかかってくるという立場であり、予備校の講師なども

それに近い形態です。よって、自分が食べていかれなくなる可能性がある

ような不利なことは徹底的に避けるのは当然です。


したがって、


・受講者を無視して自分の話したいことばかり話している。

・受講者の反応を見ていない(受講者に目線を合わせない)。

・自分の自慢話をしている。


というようなマイナスイメージを持たれてしまうような講師はアマチュア、

草野球レベルの講師であり、見る目を持った人間であれば、次の依頼を

出そうとは絶対に考えません。つまり、プロのスカウトが鼻もひっかけない

レベルであるということです。



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