前回のお話の続きですが、プラス方向に1標準偏差を超える
レベルになってくれば、仕事が入ってきます。それは、明らかに
70%の人間たちとは差別化されているからです。
では、逆にマイナス方向に1標準偏差を超えてしまった場合は
どうなのでしょうか?この場合は、仮に仕事を得てもクレームが
出る可能性が非常に高くなります。70%の普通の講師たちと
比較して、明らかにマイナスの差別化がされてしまっているから
です。
したがって、講師をやっていこうとするのであれば、まず自分自身が
マイナス方向に位置していないかを確認し、プラス方向に向けて
力をつけていく努力をすべきであるということになります。
当社の講師養成制度でも、まずは自分自身がマイナス方向に
行かないこと、もしマイナスの位置にいるのであれば、プラス方向に
向かって力をつけていくように指導します。マイナスの位置にいる
場合には、差別化をはかる前に少なくとも68%の右半分、すなわち
34%に入ることが先決だからです。
具体的には、まずマイナスの要素とはどのようなものなのかを
自分自身で認識してもらいます。何がいけない要因なのか、何を
やるとマイナスの評価をされてしまうのかということを自分が受講者と
なって、徹底的に勉強してもらうのです。
これがわかるようになって、初めてプラスの34%の位置を固めることが
できるということです。しかし、多くの講師はこういった勉強をせずに、
仕事を得ることだけに注力するのです。自分で営業をかけたり、
自分で自分を売り込んだりして、とにかく仕事を得ようとします。
けれども、マイナスになる要因はなにか、プラスになる要因は何か
ということを知らずに、仕事だけをしようとするため、自己流になり、
永遠にマイナスの34%ラインに位置し続けるか、場合によっては、
マイナスの34%を超えてしまい、たびたびクレームを受けるような
講師になってしまうのです。
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