いい加減にしないと、逮捕されちゃうよ! | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

ふかわりょうさんに「今すぐ死ねよ」と…女逮捕
タレントのふかわりょうさん(40)のフェイスブックに「殺してやる」などと書き込んだとして、警視庁麹町署が、川崎市に住む30歳代の無職女を脅迫容疑で逮捕していたことがわかった。逮捕は9日。同署幹部によると、女は昨年3~4月、ふかわさんのフェイスブックに「今すぐ死ねよ」「殺してやる」などと14回にわたって書き込んだ疑い。 ..........≪続きを読む≫
この事件は犯罪行為に当たるストーカーであり、いつネットから現実社会での行為に至っても不思議ではなかったでしょう。

知人の女性で、やはりフェイスブックの投稿に一日何回となくコメントされ、その後に「何度書いても私にだけ返事が有りません。これからどうすれば良いのでしょう」と書きこまれ、少し恐怖を感じたと言っていました。コメントした本人は単なるファンで正直な気持ちを吐露しただけなのかもしれませんが、捉え方は様々です。

今年の初め、ある大学生がネットで再三、複数の著名人を誹謗中傷し、煽っては炎上まで誘導し、名誉棄損で訴えられ、高額の賠償金を請求されるということがありました。その大学生は「有名人なのだから、ちょっと書かれたぐらいで…」と憤慨してましたが、意見を述べることと、誹謗中傷、さらにそれを執拗に流布することとは異なります。相手が誰であろうが自分の発言には責任を持たなければなりません。