横浜で1年2ヶ月ぶりにお会いしたお客様。
その会わない日々に、とてもとても大変な体験をされ、今もその渦中におられました。

脳出血で倒れ、半年間の入院を経て、半身不随で障害を抱えながらも一人での生活を再開されていたのです。

「人生何が起こるかわからないわね。Life change eventだったわ」
「体は不自由になったけど不幸せではないわ」
「こういうことが起きるとね、バチがあたったとか考える人もいるじゃない?でも、私は全然考えないの。起きることは必然。全ては仕組まれたことだもの」
「あの日倒れなかった人生と、今こうしている人生と、どちらを選ぶと言ったら迷わず今を選ぶわね。心豊かになったもの、今の方が」

こういうセリフ、自分を奮い立たせるようにおっしゃってるように文字にすると聞こえるかもしれないけど、その方、本気の本気。本当にそう思ってらっしゃるのが、伝わりました。

朝、洋服を着るのに1時間かかるのだそう。
不自由なこと、できないことを嘆くことなく、「その体験は初めてだから、面白いじゃない?」と笑うのです。

降参です。すごい!

「もちろん、今日の日まで、泣いたこともあったわよ。2回ね。」とも。

お役目あって、命を預けられているのだろうと思います。

ほんと、すごい!
こんなに人は美しく笑えるのだと、感動しています。

雨の横浜。
お会いできて良かった。

「大変でしたね」
「命が助かってよかったですね」
「リハビリがんばってくださいね」

そんな用意された言葉が吹き飛ばされる存在の輝きでした。

また、お会いしたい!
こころから、そう思います。