でも、札幌市内の豊平川(石狩川の支流)も30年振り位の増水となっておりまして、本日は外勤を自粛気味に、午後からは内勤しております

という訳で、暇だという訳ではないのですが


水性バインダーをお使いの皆様、
シルバーやゴールドをプリントする際に、「錆」にお困りではないでしょうか

という訳で、本日のお題は「錆」です。
水性バインダーに銀粉や金粉(真鍮粉)を混合させてプリントしたは良いけど、品物を数回洗濯したら、
シルバーがグレーに・・・・・
ゴールドがカッパー(堂)や薄い緑になってしもうた・・・・・・
なって事があったりしませんか


まぁ、シルバーがグレーになっちゃうのは度合いにもよりますが、まだ可愛いんですが

で、なぜこうなっちゃいますかと言うと・・・・
本来、金粉・銀粉・グリッター用の専用バインダーは接着力が強い樹脂で作られておりまして、
通常の水性液体顔料を添加して使用するバインダーとは比べ物にならないのです

顔料の正体は細かい粒子です。金粉や銀粉の粒径には比べるべくもなく小さい。
バインダーはこれを「くるむ」様にして、外側の接着力で生地に接着します。
さぁ、小さいピンポン玉をくるむのに餃子の皮でも良いけれど、でっかいスイカは餃子の皮でくるんでも・・・
って例えが変な気がしますが

要するに、大きな粒を通常の顔料で使っているバインダーは支えきれない訳です。
で、第一に起きがちなのが、接着力(くるむ力)が弱くて、金粉・銀粉が剥がれ落ちてしまう。
この場合、金粉の色が無くなって白っぽくなります。
この現象は粉の脱落ですから、今回のお題とは離れておりますが。
で、第二に、脱落こそしていないけれど、くるみ切れていない場合。金粉や銀粉に表面が露出している部分が有るので、当然洗濯などしたら水に触れます。。。。。錆ます。。。。。

緑になったり赤くなったり・・・・・
ちなみに緑になったのは銅が錆て(緑青)、赤くなったのは鉄が錆た(酸化鉄)のだとは思います

という訳で、錆に困ってる場合は、上記からお察しいただいて、金粉・銀粉(若しくはグリッター)用のバインダーをお使いになる事をお勧めします

でも、そりゃぁ専用のバインダーなんで多少は高いです

「いやぁあんまし、コスト掛けれないから今のバインダーでなんとかなんないぃい

って場合


これが防錆剤

バインダーに2~4%添加してご使用ください。
接着力を上げるものではないのでお気を付け下さい。あまり入れすぎると接着力・・・・落ちます

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