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粉末顔料は、水性インク(水性バインダー含む)・油性インク(プラスチゾルインク含む)いずれにもご使用になれます

ちなみに、プラスチゾルインクは粉末顔料をそのまんま添加すれば、撹拌も容易です。
その他の水性インク・水性バインダー・油性(溶剤型)インクはいきなり添加すると「ダマ」になって撹拌しづらい恐れが有ります。一度、少量で確認してみて下さい。
料理で、加熱されたカレーに小麦粉をドボン!と入れると「ダマ」になりやすいのと同じ現象で、二つの物質の粘度があまりに違う場合にこうなります。
少量の溶剤や希釈剤に一度溶かして「ドロドロ」にしてから添加すると簡単です

水性バインダーは水で溶かすと、完成後の洗濯堅牢性に影響を与えますので、乾燥遅効剤 に溶かしてから添加して下さい。
順序が逆かもしれませんが、粉末顔料の功罪について

まず「功」の部です
ひとつめ
黒や紺や緑や・・・・要するに濃色と言われる材料にプリントする際、特に赤や黄色は隠蔽性(下地を覆い隠す力)に欠ける色ですので、なかなか発色が良くありません。こんな時白を混ぜると隠蔽性は増すのですが、そうすると赤はピンクに、黄色はクリーム色の様なレモン色に近づいていきます。
そんな時、粉末顔料を入れましょう


通常使っている樹脂タイプの顔料を入れても良いのですが、樹脂が入っていく分、インク自体の粘度がどんどん落ちて(下がって)行きます。粘度が下がると、印刷のエッジが滲む可能性が出てきます。
粉末顔料を使う事によって、粘度は下がらずこのような現象も起きません

ふたつめ
樹脂タイプの蛍光ピンクはなかなか発色が宜しくないのでありまして

みっつめ
水性バインダーなんかでラバータイプにはたくさんの種類の白があります。
でも、アンカータイプ(しみ込む)には白はあまりありません。もともと染み込んでしまうバインダーは淡色(うす~いグレーとかうす~いクリーム色とか)生地に使用して風合いを良くするための物ですが、
時にはうす~いグレーの生地に「風合い良く」白くプリントしたい時って無いでしょうか

こんな時
「ラバータイプのホワイトバインダーを少し混ぜて下さい」
と平気で言う人には気をつけましょう

ラバータイプとアンカータイプのバインダーの樹脂はもともと違う物です。混ぜるな危険


より品質の良いものを作るためには
アンカータイプのバインダーに白の「顔料」を入れましょう。現在、樹脂タイプのホワイト顔料も有るのですが、大量ロットでしか入手困難ですので、そんな時白の粉末顔料が使えます

さて「罪」の部
入れすぎには注意しましょう
この一言に尽きます

粉末顔料は結構濃度が有りますのでそんなに入れずとも希望の濃度までは行くと思います。ですが、間違って大量に入れてしまったら・・・・そのインクは捨てましょう。涙をこらえて

顔料オーバーのインクは、いくら熱乾燥を施しても剥がれたり割れたりする危険性が大きいので、一見大丈夫の様に見えて、後から痛い目にあいます

さて、もうじき秘密の添加剤が完成します

ワクワクしてお待ちください
