宗門の世界の男社会、男尊女卑の甚だしさよ
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「法要座次(ほうようざじ)」と言って、法要などの時に、お内陣に座る時の
序列格付けがある。
座次(ざじ)が高いと、より参拝者に近くよく見える場所に座れる。
この座次というのは、お金で買える。
装束も位によって、着てもいい色といけない色が決められています。
お金で買う以外の方法もあるにはある。
本山への出仕回数や法話回数など・・・らしい(詳しくは分かりません)
「誰それより上や下や」と内心競ってか、これに拘る僧侶の多いこと
座次が上なら、自分がエライ人になったような錯覚をするのだろうか・・・
そして、先日の別院の大法要
写真を見てもらったら分かるように、僧侶は男性ばっかり
女性僧侶・女性住職が認められて久しくなりますが、やはり僧侶の世界の封建思想は
強く残っていて・・・
変成男子(へんじょうなんし)と、お経の中にもあるように、古来、女子は成仏することが
難しいとされ、いったん男子に変成することによってしか成仏できない。
というような思想があった。
それくらい、女性は不浄なるものとされていたのかもしれない・・・
一切衆生は平等と言われているわりには、このような宗門の儀式などの場面では
如実に表れてくるんですよね~
先日の大法要に、女性僧侶のYちゃんと私の二人が9回の法要のうち5回出仕したら・・・
「毎回顔合わせますね~ 何回出仕してるんですか?」とか
「出仕の回数重ねて、経験積んでいったらええね」とか
女性僧侶が男性の中に少数混じるだけで、稀有なものと取られ
男性僧侶同志では絶対言わないような言葉を言ってくる。
びっくらこきますわ
そんな中で、私たち女性僧侶は日夜、細腕ながら少しでも宗門の世界を変えて行きたい
と思って、いろいろと計画を練っているんですよ~
その弐につづく