新刊「社会を動かす企画術」
【伝説のPR職人】のハスカです。
私が(第2弾著書として)書きたいテーマと同種の本が出た。
書名がシンプルですごく気に入っています。やられた、という感じでショックです。
社会をうごかす・・・という言葉がいい。
社会を動かす企画術 (中公新書ラクレ)( 小山薫堂著)
頁 数: 215ページ
出版社: 中央公論新社 (2010/4/10)
[目次]
第1章 しあわせの連鎖が社会を動かす(小山薫堂)
(「優しさのスイッチ」を入れる 思い出を「買った」話 ほか)
第2章 社会に種を蒔く人たち (箭内道彦ナガオカケンメイ ほか)
第3章 笑顔をシェアする方法?
SHARE SMILEでもらったもの(KIKI)
(シェアスマイルまわりの人のために ほか)
第4章 連鎖の瞬間(山名清隆)(妄想首都高交響事業 ほか)
[内容]
他人と繋がるきっかけが見えてくる瞬間はどこに。ソーシャルな活動の源泉にあるアイデアと行動力とは。編著者の体験と各界のチャレンジフルな人たちの名言から、その秘訣を解き明かす。
[著者プロフィール]
小山 薫堂。放送作家。脚本家。1964年6月23日熊本県天草市生まれ。日本大学芸術学部放送学科在籍中より放送作家として活動、「11PM」にてデビュー。その後「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」など斬新な番組を数多く企画。2003年、「トリセツ」で国際エミー賞を受賞。テレビ番組の企画構成を手掛ける一方で、ライフスタイル誌のエッセイ連載や小説・絵本などの執筆、ラジオパーソナリティ、レストランプロデュース、日光金谷ホテル顧問、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長など活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こういうタイトルになるように、これまで誰も私に提案・指導してくれなかった。
そういうと、おそらくとこういう言葉が返ってくるのだろう。
あなたの心の奥までは読めず、どんな方向性の本にするかは見通せなかったと。
それではいけない。言い訳だからだ。
本ができていない前の段階から、本の完成イメージと売れるイメージを同時に描け
る人だけが出版プロデューサーと呼べる職業なのだ。
これができないようでは出版プロデューサーの適性なしというもの。
ほとんどの出版プロデューサー(といわれる連中)の仕事は、版元エデイターとの人
脈によるコーテ゜ィネーションビジネスだ。私はこういう仕事を一番嫌う。
今の版元エデイターに「時代を切り取る」能力などないのは明白なのだから、自称
出版プロデューサーを名乗るのではあれば版元エデイターを説得・リードしてこそ一
人前のブロなのではあるまいか。
そもそも「時代を読みきる目利き」があるのか、自分たちが版元エデイターを引っ張
っているんだという強いプライドをもっているのか。気になっているのはその1点。
編集者に対し、企画書の運び屋とガイド役に終わっていたのでは情けない。
私とコンタクトしたすべての出版プロデューサー、出版コーディネターたちはこの本の
ようなすばらしい切り口を、誰も私に提案できなかった。あれほど長時間、私にしゃ
べらせておいて、こういうタイトルを引き出すことができなかった。
もちろんこの著者は今をときめく超一流脚本家。
この著者と私が同じレベルでないこともわきまえているつもりですが、ことの本質は
そういうことではありません。
書籍の路線、方向性の問題を私はいっているわけです。提案力ですね。
この本はストリーテーラー風の仕上げになっています。
私はPR広報という視点からのアプローチで社会を変える「発想術」がテーマですか
ら、実用書というカテゴリーで(第2弾著書を)著したいと思っています。