二宮尊徳の「二宮翁夜話」に学ぶ(531)

9月25日(木)

(217)権威にも命数がある①

「翁は髙野某(丹吾)にこうさとされた。—————物にはおのおの命数がある。近づけないような猛火でも、たきぎが尽きれば自然と火が消える。

矢でも弾丸でも、当たれば必ず破り、必ず殺すが、弓の勢いが付き、火薬の力が尽きれば、草むらの中に落ちて、人に拾われるようになる。」

IKEAは「顧客の価値創造活動で価値」をつくる!

嶋口充輝名誉教授(慶応大学)は、顧客とメーカーを巻き込んで全く新しい役割と関係性(因縁)により、全体の価値を新たに創造する事例としてIKEAを取り上げています。(「顧客満足型マーケティングの構図」) 

「IKEAは、顧客に価値の消費ではなく、価値の創造であることを理解してもらいたいと考えている。

顧客の家族たちと家具を共同製作するというだけではなく、彼らの住生活をインテリア設計から安全に関する情報と設備、保険、ショッピングまで共同で良くしていく提案をしている。

IKEAの目標は、顧客を一定の作業から解放することではなく、彼らがやったことのない一定の作業を簡単にできる状況に置くことなのである。

言い換えれば、顧客の価値創造活動を可能にすることで価値を生み出しているということもできる。」(R・ノーマン、Rラミレス「価値付加型から価値創造企業への変革」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネスより)