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2012-02-23 13:19:18 テーマ:ブログ

下坐業が傲慢さを気づかせてくれる

森信三先生「一語一会」に学ぶ(161

 

223日(木)の「一語一会」。

 

「自分に対して、心から理解し分かってくれる人が数人あれば、一応この世の至楽というに値しよう。」(一日一語)

 

さて、実践は今まで気づかなかったことに気づかせてくれます。さらに実践をとおして世のために生きる真人たちに巡り会えるから不思議です。

 

世の中には「こんなに凄い人がいる」ことを自分の目で確認することができるのが実践の魅力であり、同時に自分の傲慢さを教えられます。

 

私たちは死ぬまで自分を鍛えていく覚悟をもたねばなりませんが、そうした自分づくりの土台が特に「下坐業」かもしれません。

 

下坐業を積んだ人でなければ、どんなに才知に長けた人でも「どこか保証できない危うさは免れない」と信三先生。

 

無心の下坐業が顧客とのご縁で生かされる専門店の使命を気づかせてくれるのかも? 傲慢さへの気づきが地域社会との絆を強める動機になる可能性も。 

 

「あすこそは」運動の継続的な実践が今まで見えなかった顧客の率直な気持ち、さらに自分の新たな使命に気づかせてくれるのは間違いありません。

 

私たちは今!自分を変えるチャンスの時を迎えています。一日も早く売り上げの亡霊から脱皮し、新しい価値に目覚める時!なのです。

 

上昇気流に乗っていた成長の時代から下り坂の成熟社会を生きる今こそ、改めて「あすこそは」を提唱し、この実践を「21世紀の商人行」と規定したいゆえんでもあります。

2012-02-23 13:16:27 テーマ:ブログ

わが国を代表する二人の哲学者

森信三先生「一語一会」に学ぶ(160

 

222日(水)の「一語一会」。

 

「人はすべからく終生の師をもつべし。真に卓越せる師をもつ者は、終生道を求めて留まることなく、その状あたかも北斗の星を望んで航行するが如し。」 (下学雑話)

 

先生は学生時代の二人の師を対称的に語っています。

 

「西田幾多郎、西晋一郎の両博士は、維新以後、われらの民族の生んだ二人の卓れた独創的な体系哲学者といってよいでしょう。

 

その二人の偉大な哲学者の講筵に列しえたわたくしの印象から言いますと、西田博士のその巨大な生命力は、いわば揚子江の旺洋たる流れとすれば、

 

西博士は遠く揚子江の源流はるかさかのぼって、訪う人もない山中の湖面に映ずる『天辺の月影』ともいうべき趣のある方でしょう。」(人間参究)

 

西田幾多郎博士の真の後継者は森信三先生だと、一部で言われているようですが、学問的には西田博士と決別しています。

 

この間のいきさつを先生は述べています。

 

「二宮尊徳はある意味では『開眼の師といってもよい偉人です。何となれば一代の哲学者西田幾多郎先生に八年も師事しながら、最後のところで尾てい骨のように残っていた大学的アカデミズムから、完全に解放されたのは、

 

実に『二翁夜話』の開巻劈頭の一語、『天地夫書の経文を読め』との一語によるものだったからです。」(人間参究)。有名な「真理は現実の唯中にあり」の開眼です。

2012-02-21 11:55:12 テーマ:ブログ

「ハガキは書かせていただくもの」

森信三先生「一語一会」に学ぶ(159

 

221日(火)の「一語一会」。

 

「老剣客や老農の働きは、往々青壮年を凌ぐものあり。これは深き自覚の故にして、その働きに無駄なきが故ならむ。」(下学雑話)

 

「老木の美」(修身教授録)を想起します。

 

「私は老木を見るのが好きであります。・・・そこに完成せられた人間の内面的な消息を、まざまざと形の上で見る思いがするわけです。

 

・・・老木を見ていますと、その枝の一つひとつが、いかに多くの風雪に耐えてきたかをしみじみと感ぜしめられます。・・・ただ木が大きいというだけでなく、そこには一種いいがたい気品ともいうべき趣がなくてはなりません。

 

・・・人間の世界についても言えるようであります。優れた人格というものは、 ・・・現実生活においてなめた苦悩の一つひとつが、その人を鍛えて、生なところを削りとっていくわけです。」

 

さて「あすこそは」の実践です。

 

トイレ掃除のお手本はイエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏です。同氏は「日本を美しくする会」を発足させ、掃除を全国に広めています。

 

トイレ掃除は下坐業です。下坐は身体を使う実践で、一事に徹することがさまざまの気づきを与えてくれます。

 

ハガキのお手本は森門下の坂田道信先生の「ハガキは書かせていただくもの」。「ハガキの活用のいかんによって、その人の生活の充実さ加減が測定できる」と信三先生。(つづく)

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