次世代を拓く「ネクストショップ」の開発⑥

 

7月25日(火)土用丑の日。

 

○2025年の世界情勢

 

世界人口が80億人を突破。人口増加や経済成長で資源やエネルギー問題がさらに切迫する。そのため「資源ナショナリズム」がエスカレートし、各地で激しい資源争奪が続く。

 

ゲノム医療の進歩によって予想以上に平均寿命が延びる。高齢化は世界共通の課題となり、若手人材が貴重な存在になる。特に高齢化が深刻さを増す先進国では、新興国から優秀な若手層を引き抜くケースがあとを断たなくなり、国際問題へと発展する。

 

ナショナリズムが強まることで様々な軋轢が生まれ、各国は改めて地球に限界があること、無制約に競争できる時代が終わったことを悟る。自己の利益を優先する「自由放任」から、全体最適を考えた「秩序ある自由」が求められる。

 

多極化はさらに進むものの「クラウド」の普及によって全体が見えるようになり、多国間の連携、調整を基盤とする「和」が重視されるようになる。

 

○2025年の産業特性

 

クラウド上での処理速度が大幅に向上し、どこでもブロードバンドでネットワークに接続できるようになる。3D化した次世代SNSが普及し、仮想空間上で一緒に映画やテレビを楽しむといったライフスタイルが広がる。

 

検索エンジンと音声技術が融合する。音声による対話形式で、ネット上の映像や音声データなどが探せるようになる。音声ベースでの翻訳が可能となり、AIスピーカーなど実用的に使える水準まで進歩する。(つづく)

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次世代を拓く「ネクストショップ」の開発⑤

 

7月24日(月)

 

○2020年の産業特性

 

パソコンは先進国でブロードバンドにつながるスレートPC(キーボードなしの持ち運び型)、新興国では従来型のパソコンという二極化が進む。ブロードバンド環境の普及が先進国かどうかを判断する指標になる。

 

電氣自動車(EV)が先進国で一つのカテゴリーとして定着する。競争のポイントはクラウドによるサービスの質へ移行していく。新興国では中国とインドを中心にエンジンから電氣への急速なシフトが始まる。

 

健康意識の高まりを背景に、お菓子やジュース類など肥満を助長する高カロリー食品に対する風当たりが強くなる。医療分野ではゲノム医療に基づく治療方法や新薬が登場し、「オーダーメード医療」が本格化する。

 

○ライフスタイル特性

 

・肥満は「貧しさの象徴」で、ビジネスマンの人事評価でマイナスへ。

・社員が料理を作ってみんなで食べる「給食当番制」の企業が人気に。

・オフィススペース縮小のため在宅勤務を推奨する企業が増加。

・「カワイイ」が欧米文化とは違う価値観として世界に定着する。

・独身生活は好きだが孤独死は嫌、という「墓場婚」が増加。

・「食育」の一環として学校給食の品質が各段に改良される。

・中年夫婦で「養子縁組」が増加する。

・集合住宅で「まとめ買い」が一般化し、近隣店舗と契約して安く購入。

・フィリピンからの移住者増加で、フィリピン料理が人気に。

・ネット上で20歳と70歳の「エイジレスな恋愛」が注目される。 

・東京オリンピック・パラリンピック開催。

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次世代を拓く「ネクストショップ」の開発④

 

7月21日(金)

 

○2020年の世界情勢

 

東京オリンピック・パラリンピックの開催。世界総人口は77億人と増加する。そこに経済成長が加わり、食料や原油、レアメタルなどの需給逼迫が世界的な大問題に。

 

国益を守る観点から「ナショナリズム」の風潮が強くなり、資源、エネルギーを囲い込む「ブロック化」が加速していく。米国経済は2020年近くになって復活の兆しが見えはじめる。

 

しかし経済力が相対的に低下したことで、かつてのような強いリーダーシップを発揮できなくなる。環太平洋の米ドル、欧州のユーロ、中国の元、ロシアのルーブルなど、各経済圏の通貨を軸に「多極化」が進行する。

 

中国は失業率の上昇で政権に対する不満が続出、共産党一党支配が崩れ、民主化と共に5〜6の国に分裂し「連邦制」へと移行する。世界経済が低迷する中、インドの経済成長が続き、国際社会で存在感を高めていく。

 

資源価格の上昇を背景にロシア経済が復活、「ユーラシア連合構想」を推進する。中央アジアとの連携を深める動きが強まり中国との対立が深まる。

 

○2020年の産業特性

 

テレビは先進国と新興国で二極化が鮮明になる。先進国ではスマートテレビへのシフトが急速に進む。放送局はネットとの融合を積極的に進める。リアルタイム放送と連動したネットワーク・ゲームに参加するなど、従来にないサービスが生まれる。(つづく)

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次世代を拓く「ネクストショップ」の開発③

 

7月20日(木)

 

2025年は昭和100年に当たります。明治維新から太平洋戦争への流れからみて、2020年から2025年にパラダイム変化が起こる可能性があるといわれています。東日本大震災をその前兆と捉えることができます。

 

森信三先生は21世紀を東洋の時代として、「日本民族の歴史的使命は東西文明の架け橋になること」。さらに「2025年に日本は起ち上がるだろう。再起再生の原動力になるのは二宮尊徳の教えだ」と、看破しています。

 

日本の2025年、わが国は世界一の「人口減少・超高齢社会」を迎えます。65才以上の人が総人口に占める割合が「高齢比率」です。14%を超えると「高齢化社会」、21%を超えると「超高齢化社会」。日本は3人に1人が高齢者という世界一の「超高齢化社会」へ入ります。 

 

表は「日経BPコンサルティング」の「未来予測レポート2013〜2025」(ネットサービス編)から制作した基本項目の推移です。今までの予測で最大の誤算は米国のトランプ大統領誕生です。

 

 

    

次世代を拓く「ネクストショップ」の開発②

 

7月19日(水) 夏の土用入り。

 

新しい社会を予測する基本認識として欠かせないのはドラッカーの「ネクスト・ソサエティ」です。新しい社会へ3つの大きな変化を指摘しています。

 

① 経済が社会を決めるのではなく、社会の変化が経済を動かす。

 

「社会が経済を動かす」一つの要因は人口減少社会、少子高齢社会の出現です。二つは国際的競争力を維持していくには製造業の労働人口を大幅に減少していかねばならないことです。

 

三つは労働力の多様化で、正社員は半数位になり、契約、非常勤、臨時、パートタイマーが過半数を占めることです。知識社会の主役になるのは知識労働者、医師、弁護士、教師、会計士、化学エンジニアなどです。

 

② eコマースが経済、市場、産業構造を根底から変え、製品、サービス、流通、

  消費行動、労働市場を変える。

 

eコマースは社会、政治、世界観にインパクトを与え、予想のできない新産業を出現させるかもしれません。流通チャネルが顧客を変え、何を購入するかさえ変え、産業構造を変え、経済全体を変えていきます。

 

③ 二つのセクター(政府、企業)ではなく、市民セクター、第三セクターと

  呼ばれるNPO、NGOが爆発的に成長し、市民社会が誕生する。

 

政府や企業はこれからの人口構造の変化、都市社会が必要としている建設的なコミュニティを生み出すことができません。知識労働者にとり、かつて存在したことのない自由で、一人ひとりが自己実現を目指していく市民社会を目指していかなければなりません。

 

2025年へ各店のビジョンづくりを!

 

7月18日(火)

 

3・11の大震災が生き方を問いかけるなか、多くの専門店が先行きの不安から自信を失っていたのです。若い経営者が近未来へ挑戦していくビジョン(経済性、文化性、社会性)を構築しなければなりません!

 

2025年へ焦点を当て、各店のビジョンづくりに役立つプログラムを構築するプロジェクトチームの結成です。月刊「next」の2011年11月号で「2025プロジェクト」への参加を呼びかけました。

 

きもの、ジュエリー専門店の若い経営者をはじめ経営コンサルタント、販売コンサルタント、プランナーなど18名の参加による三年間の「2025プロジェクト」が誕生しました。(下島仁事務局長)

 

「2025プロジェクト」の推移は本ブログ、月刊「next」への連載でお伝えしましたが、ネット社会への変化、特に予測されるライフスタイル変化に焦点を当て2020年から2025年を下記のテーマで要約します。

 

1. 新しい社会への「3つの大変化」

2. 最大の誤算はトランプ大統領の誕生!

3. 中国は5〜6の国に分裂して「連邦制」へ

4.「カワイイ」が価値観として世界に定着する!

5. 利益優先の「自由放任」から「秩序ある自由」へ

 

6.「ヤマトナデシコ」「日本男児」ブームが起こる!

7.「所得格差」と「価値観の多様化」

8. 崩れてきた夫婦随伴の専門店経営スタイル

9. スマートフォンがライフスタイルを変える!

インターネット社会へ適応していくために⑪

 

7月17日(月)海の日。京都祇園祭 山鉾巡行。

 

一瞬にしてわが家が流される大津波でかけがえのないいのちを落された方々はもとより、家を失い、仕事や工場を失い、さらに尊い家族を失った方々の悲しみを想像するだけ今なお心が痛みます。

 

大きな災難に直面しながら悲しんでばかりはいられないと、不自由な生活のなかで必至に立ち上がる努力を続けておられる方々の心情に深く感銘し、心からの声援をおくります。

 

福島第一原子力発電所は津波により電源を失い、結果的に大量の放射線物質が放出されました。「想定外の津波」が悲劇の要因? 原発導入を決定した際の元総理は「安全性の研究が足りなかった」と。

 

その無責任な発言には唖然とするばかり。ふるさとを追われた方々の悔しい心情を思うにつけ、腹立たしく感じるのは筆者ひとりではないでしょう。瀬戸内寂聴さんは「90年生きたがこんなひどい時代はない」と。

 

「21世紀の日本の再建は東北の再興、特に福島の再生なくしてはありえない」と口先で叫ぶ政治家の責任が問われます。「自己弁護」しかできない無責任な人々を選んだ私たちの責任は重いのです。

 

岩手、宮城、福島3県の弊社メンバー9店が被害に直面しましたが、この6年間ですべての店が見事に再建を果たしたのは、各店が地域でいかに信頼されていたかを証明するものでした。

 

3・11の大震災は私たちに自らの生き方、価値観を問いかけ、改めて日本人の特質とされた「絆」「優しさ」「助け合い」「譲り合い」など、心情の重みを取り戻してくれたと思います。

 

インターネット社会へ適応していくために⑩

 

7月14日(金)

 

若い人たちに後を託し、相談役に就任してからの歳月は今までより新鮮に周囲の状況が映ります。最大の課題は難題である後継者の共育です。最初の人生設計からはすでに30年という大きな狂いが生じています。

 

二代目はクリエーター出身で国際感覚に富む感性派、インターネット社会に精通し社長業にも意欲的な積極派、しかし就任して数年で無念にもギブアップ。クリエーターはクリエイテブに生きてこそ。筆者のミス人事。

 

この危機に立ち向かったのが生え抜きで編集から広告、マーケティングを体験してきた無類の努力家、三代目の下島仁です。就任以来、「ウェブとリアルの融合」を計るイノベーションに挑戦しています。

 

きもの、ジュエリー業界の若い経営者が独自のビジョンを掲げてマーケットの創造に挑戦し、新しい時代を拓いていくことが急務です。そのため各店にイノベーションが求められてきたのです。

 

「イノベーション」が問いかけるのは、マーケットは社会の変化と共に新しく創造していくものであり、そのために顧客づくりの考え方、やり方を革新しなければならないということです。

 

その出発点は経営者の「自己革新」です。経営者が商いの本質に目覚め、顧客のライフスタイル変化に着目、適応しなければ、どのような技術、やり方を導入しても新時代への適応は難しいのです。

 

そんな矢先のことです。東日本大震災(平成23年3月11日)が発生、その衝撃が列島を駆け巡りました。岩手、宮城、福島の3県を中心に死者は1都1道10県で1万5000人を超える大惨事となったのです。

 

インターネット社会へ適応していくために⑨

 

7月13日(木)盆迎え日。

 

「いのちの呼応」(実践人手帳)に「人間の一生」が紹介され、「人生は七十代がいちばんおもしろい!」と紹介されています。どなたがいつ書かれたかは不明ですが、内容から判断すると森信三先生ではないかと推察されます。

 

しかし残念ながらここでも八十代については書かれていません。男性の平均寿命が八十才を越えたのは近年のことです。八十代をどう生きていくのか?感謝しつつ未踏の地を行く感を深めるこの頃です。

 

 

「人間の一生」(いのちの呼応・実践人手帳より)

 

職業に上下もなければ貴賤もない。世の為人の為に役立つことなら、何をしようと自由である。しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。

 

すると二十からでも三十までにはひと仕事できるものである。それから十年本気でやる。すると四十までには頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年がんばる。

 

すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には大抵のものが息を抜くが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年がんばる。

 

すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年がんばる。

 

すると七十の祝は盛んにやってもらえるだろう。しかし、それから又十年がんばる。するとこのコースが人生で一ばんおもしろい。

 

インターネット社会へ適応していくために⑧

 

7月12日(水)

 

森信三先生は述べています。

 

「人生を真剣に生きるためには、できるだけ一生の見通しを立てることが大切です。いっぱしの人間になろうとしたら、少なくとも十年先の見通しはつけて生きるのでなければ、結局は平々凡々に終わると見てよい。」(一日一語)

 

先生が指摘されるように、特に経営では難題ながら「十年ビジョン」を立てることが重要だと実感します。三十代から十年刻みの目標で挑戦してきました。結果的には目標にはほど遠い、夢のまた夢に終わりました。

 

・三十代は「修羅場の体験」を積み重ねる。

・四十代は 心を磨きながらの「組織づくり」。

・五十代は「経営理念の共有化と後継者づくり」。

・六十代は「見守ることに徹する」。

・七十代は「自在に生き切る」。

 

すべての生活設計は七十代で終了し、八十代の生き方は全く想定していなかったのです。こうした独断的、傲慢な発想は与えられた尊いいのちへの冒涜かもしれません。

 

まさか自身が今日まで一度の入院もなく、まずまずの健康を維持しつつ八十才まで生きてこられたとは!これは偽りのない驚きであり、ただただ感謝のほかはありません。

 

体験的に肉体の衰えは75歳が大きな転換点です。その頃から持病の肺気腫(タバコが原因で65歳から点滴を受ける)が進み、現在は長い階段を上がることが徐々に苦しく、同時に声が出にくくなってきたのです。