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2012-02-17 11:50:48 テーマ:ブログ

「相対と絶対」の違いは?

森信三先生「一語一会」に学ぶ(157

 

218日(土)の「一語一会」。

 

「二宮尊徳の『金毛録』はわずか三十頁前後のものですが、その中には『忠勤を尽くしてその弊を知らざれば忠信に至らず』という語がありますが、

 

この一語によっても、尊徳という人は、ヤハリ宗教というか絶対の境地というもののハッキリ分かっていた人だと思いますね。忠勤と忠信の違いは、相対と絶対の違いを意味します。」(不尽片言)

 

「この一事をもってしても現実界の一切が解けねばならぬわけです」と述べていますが、「金毛録」は難解です。

 

さらに関連的に述べています。

 

「人間の営みは、そのようなことをしてみても、結局は相対性を免れぬということを、身をもって確かめねばならぬということです。

 

というのも我々人間が真に積極的に働くためには、その根底に、そのような一種の諦観──絶対観──が必要だからです。

 

つまりそうした諦観を心の奥底に持っていないと、人間は真に積極的に全力活動はできないからです。」

 

219日(日)

 

「全体との無限連関の理明らかになりて初めて『分』の自覚を生ず。世の中は総て受持ちなりと知るべし。受け持ちとは『分』の謂いにして、これも悟りの一内容なり。」(下学雑話)

 

2012-02-17 11:45:25 テーマ:ブログ

この世で起きることは絶対必然、絶対最善!

森信三先生「一語一会」に学ぶ(156

 

217日(金)の「一語一会」。

 

「『知遇一如』即ち知者も愚者も、ひと度絶対者の前にたてば全く同価値であって、根本的にはその間に絶対の優劣がつけられぬ──

 

ということが、真に分かることによって、初めてわたしの哲学体系たる『恩の形而上学』は生まれたわけです。」(不尽片言)。

 

「知遇一如」の自覚は河上肇博士の宗教の師であった伊藤証信師とのご縁です。続けて先生は述べています。

 

「言い替えると、哲学などというむずかしいことに引っ掛ってその一生をあくせくする人間も、哲学のての字ひとつ知らぬ人間の一生も、

 

神の眼からは毛筋一すじ優劣の差はないということが、心の底から納得いった時、初めて『恩の形而上学』が生まれたのです。」

 

さらに述べています。

 

「・・・哲学という学問を、あたかも絶対的であるかに考えていた『迷妄』が除かれたからです。つまり柄にもなく巨大は裃を脱ぎ捨てたので、ようやく這って垣根がくぐれてわが家の庭に還れたというわけです。」

 

「恩の形而上学」の結論は、この世で起きることはいかなる場合も「絶対必然」にして「絶対最善」で、一つの例外もないということです。

 

この考え方が「絶対的最善観」で、「これで物事を見ると覚悟が決まる」と先生。しかし、凡人には容易には理解できないのです。自分への甘さが断ち切れないからです。

2012-02-16 12:01:59 テーマ:ブログ

信頼を高めるコミュニケーションへ

森信三先生「一語一会」に学ぶ(155

 

216日(木)の「一語一会」。

 

「一ばんやりやすい無償の行為は紙屑拾いでしょうね。少なくともわたしの場合にはそうです。

 

つまり紙屑拾いだけはだれからもホメられもせず報いられもしないものだからです。」(坐談抄)

 

「廊下の紙屑というものは、それを見つけた人が拾ってやるまで、いつまでもそこに待っているものです。もっともこれは、紙屑を拾うよう努めている人だけが知っている消息ですが──。

 

このように世の中には、実践しなければ分からない世界が限りなくあるのです。」(道と実践)

 

さて、来場確約したお客様には「当日のサービス商品」を提供し、顧客の来場を促そうとするもので、今もなお広く実施されています。

 

「確約商法」の実施は「半期に一度」、できれば「年に一度のお楽しみ」であれば顧客サービスのアイデアとしてお勧めできます。

 

しかし、毎回の催事を「確約」に依存しなければならない状態は、すでに専門店として誇り、信頼を喪失しているに等しいと言わねばなりません。

 

つまり、こうした目先の損得を武器にした来場策、集客方法はすでに限界を迎え、もっと信頼を深め合うコミュニケーションの時代が到来しています。

 

たとえば、ウェブ(携帯)を活用し、一人ひとりの顧客が求める情報をタイミングよくお届けする仕組みがどんどん進化を遂げています。

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